舞台の効果音

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今回は『ハンコック』について。

飲んだくれで、
ベンチで寝転んでいるホームレス、
スーパーヒーローなのに、市民の嫌われ者。
無精ひげで、正義感もやる気も全く感じさせない男…。
小さな子供に、「事件だよ!」と起こされ、
うだうだとふてくされていると、
その子供から「アスホール!(クズ)」と馬鹿にされるしまつ。
酔っぱらったままで、空を飛び、
道路標識に激突して、ぶっ壊し、
犯人が乗った車をビルの尖塔に突き刺す。
ビルを壊し、パトカーはボコボコになり、
事件が解決しても、
社会に物凄い損害を与えてしまう。
もちろんロサンゼルス市民からはブーイングの嵐、
いやはや、
そんな嫌われ者のスーパーヒーローが、
主人公ハンコック(ウィル・スミス)。
ハンコック13
さて、映画『ハンコック』が8月30日から公開されている。
アメリカでは、すでに7月4日の独立記念日の週末を含めた5日間で、
1億400万ドル(約111億円)の興行収入を上げる大ヒットとなっているそうだ。
ともあれ、つい先日まで北京五輪の話題で一色だったのに、
あっという間に時が流れてしまった。
今回の映画『ハンコック』の評価に関しては、
何と言っていいやら、なんだかなぁという感じだ。
ウィル・スミス好きのお方には、お勧めかもしれないし、
CGや派手なアクションがお好みの人にとってもいいかもしれない。
ただ、
相変わらずのハリウッド作品らしく、
脚本が大味というか雑というか…。
ハンコック4
とりあえず、「ヒーローが市民の嫌われ者」という設定はなかなかいい。
これまでのステロタイプなヒーロー像と大きく違って、
無茶で、「Too Much Power」をコントロールできないし、
酒臭いツバを飛ばしてスラングを連発、
人から「クズ!」といわれるとキレて暴れ出すというような、
かなり壊れているヒーローの設定をしたのは面白いと思う。

監督は、 ピーター・バーグ。
前作「キングダム/見えざる敵」では、
サウジアラジアを舞台にテロリストたちのかなりシリアスなドラマを撮っていた。
その反動かわからないけれど、
今度は1年も経たないうちに、
アクションコメディー?の『ハンコック』に取り組んだというわけだ。ハンコック1


ピーター・バーグ監督いわく、
「アル中で破滅的なダメ男が、
酔っ払っている時に人を救おうとする話。
ただ、スーパーヒーローものの体裁をとってはいるけれど、
実際は魂の救済を求めている1人の男の物語であるところが気に入っている。
僕は常に作品のどこかにグレーゾーンを残したいと思っているんだ」
なるほど…。
そういう意味では、
主演のウィル・スミスという存在は最適だったのではないかと思う。
彼のこれまでの主演作品でも共通して言えることだが、
メチャクチャなアクションより、
時折見せるウィル・スミスの哀しげな表情が、実にいい。
社会と折り合いがつかなくて、
しかも自分自身がいったい何者かすら分からない。
そんな主人公の寂しげな感じがよく表現されていたと思う。
「社会と自分」という構図での哀しみや寂しさの部分は、
別にスーパーヒーローとしてでなくてもあらゆる人間に相通じる。
ハンコック7
そんな酒好きでキレやすく市民には歓迎されていないハンコックは、
ある日、踏切で立ち往生していた車を
事故から防ぐために列車をエルボーで阻止。
このときに助けられたPRマンのレイ(ジェイソン・ベイツマン)は、
嫌われ者のハンコックに真のヒーローになってもらうべく、
さまざまな戦略を練ることとなる。

ハンコックに、市民から共感の得られるような反省の弁を述べるようにし、
刑務所に服役させ、
犯罪増加とともに、
やがて彼が社会にとって必要になる状況を待ち、
ヒーローらしいボディスーツを仕立て、
ひとたび事件が起きれば、
警官たちの苦労をねぎらって、
「グッドジョブ」と馬鹿の一つ覚え的に言わせるようにする。
なんともぎこちないハンコックの愛されるヒーローぶり。
そんな庶民の好感度を上げていくくだりは、
それなりに面白いし笑える。
ハンコック12
ただ後半になって、
レイの妻メアリー(シャーリーズ・セロン)が
実は身近にいた同類の女性だったと分かるあたりから、脚本がねじれてしまう。
不死身のはずのハンコックが撃たれて血を流し、
担ぎ込まれた病院で彼女から自分の正体と秘密をさらにあかされる。
なんと彼女こそが、
自分の妻であったことを知るというなんとも妙な展開になっていく。
しかも、ハンコックとメアリーが接近すると、
互いのパワーが無くなってしまうという設定もなんだかなぁではあった。
あまりにも安易な展開で、
こういうのがやっぱりアメリカ人好みなのかなぁと、つい思ってしまう。
念のため、アメリカのサイトのレビューなども読むと、
確かに、脚本が単純という声もそれなりにあるものの、
ウィル・スミスの演技を含めて手放しで大好評のようだ。
ハリウッドの脚本家たちに才能がないのではなくて、
いりくんだ深みのあるドラマをアメリカの大衆があんまり受けつけないから、
こういうような大味な感じのレベルで映画を商品化してしまうのでしょうね。
ハンコック10
また、メアリーを演じているシャーリーズ・セロンは、とりあえず現在も魅力的だ。
かつて、反政府組織の戦士イーオン・フラックスという全身武器のヒロインを
ダンサー出身の彼女がやたらと格好良く演じていたのを思い出す。
(ただ映画としては、あの『イーオン・フラックス』もいまいちのSF?だった)
さて、
最近、ピーター・バーグ監督は、やたらと引っ張りだこらしくて、
ギリシャ神話の英雄ヘラクレスを映画化するらしい、
コミック“Hercules: The Thracian Wars”の映画化ということだ。
さらについでに、ピーター・バーグ監督は、
なんとパラマウント・ピクチャーズの『砂の惑星』のリメイク企画を進めているという。
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ハンコック9
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■ やたらと詳しい英語版のあらすじ

John Hancock (Will Smith) has superhuman powers including supersonic flight, invulnerability,
immortality, and super-strength, but is also a cynical alcoholic. Though he uses his powers to
stop criminals in his current home of Los Angeles, he regularly causes millions of dollars of
property damage due to his constant drunkenness. As a result, he is routinely jeered at the
crime scenes. Hancock also ignores court subpoenas from the city of Los Angeles to address
the damage he has caused.

As public relations consultant Ray Embrey (Jason Bateman) is driving home from
an unsuccessful meeting pitching his All-Heart logo for corporations that perform charitable
acts, his car gets stuck on a railroad track. Hancock saves Ray from an oncoming freight train,
but derails the train and nearly injures another driver. Hancock is jeered by other drivers for
causing more damage, but Ray steps in and thanks Hancock for saving his life. Ray offers to
improve Hancock's public image, and Hancock grudgingly accepts. The consultant convinces
the alcoholic superhero to allow himself to be jailed so they can show Los Angeles how much
the city really needs Hancock. When the crime rate rises after Hancock's imprisonment, the
superhero is contacted by the Chief of Police. With a new costume from Ray, Hancock
intervenes in a bank robbery, rescuing a cop and stopping the leader of the robbers, Red
Parker (Eddie Marsan).
ハンコック5
After the rescue, Hancock is applauded for handling the bank robbery. He becomes popular
once more, as Ray had predicted. He goes out to dinner with Ray and his wife Mary
(Charlize Theron), to whom he reveals his apparent immortality and his amnesia that began
80 years ago. After Hancock tucks a drunken Ray into bed, he discovers that Mary also has
superhuman powers. He threatens to expose her unless she explains their origins, so she
tells him that they have lived for 3,000 years with their powers, having been called gods
and angels in their time.
She explains that they are the last of their kind, who were all paired, but does not tell
him the whole truth. Hancock sets off to tell Ray what he has learned but Mary intercepts
him, beginning a violent battle that takes them to downtown Los Angeles and causes
widespread damage to the area. Ray, downtown in a business meeting, sees and recognizes
Mary using powers like Hancock's.

Hancock is later shot twice in the torso and badly injured when he intervenes in a liquor store
robbery. Mary visits him in hospital and explains that as the pair of immortals get close,
their powers begin to weaken. She also explains that Hancock was attacked
in an alley 80 years ago and his skull was fractured, causing his amnesia. Mary deserted
him then to allow him to recover from his injuries. After her explanation,
the hospital is raided by the bank robber Red Parker and two other criminals with
grudges against Hancock.
Mary receives a serious gunshot wound. Hancock is able to stop two of the men
but is further wounded by them. When Red attempts to finish Hancock off, Ray comes to
the rescue and stops the bank robber with a fire ax. With Mary close to death, Hancock
uses the last of his strength to flee from the hospital so that their parting will allow
her powers to return We catch up with Hancock later in New York City, still working
as a superhero.
Out of gratitude to Ray, Hancock paints Ray's All-Heart logo on the moon and telephones him,
telling him to look up at the worldwide advertisement.
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今回は、『ベガスの恋に勝つルール』について。
世の中、北京オリンピックの話題で一色という今日この頃、
たまにこういうタイプのラブコメを観ると、
なんだか実に新鮮な感じがする。
しかも、意外にもなかなかどうして楽しい作品に仕上がっていた。
やっぱり、主演のお二人さんが良い上に、
脚本が、ラブコメのツボをそれなりに押さえている感じで上手い。
ベガスの恋に勝つルール17
「互いにいがみ合っていた男女が、何らかの理由で一緒に暮らすはめになり、
いさかいや口論をする過程で、やがて、それぞれの良さを理解し
最後には愛し合うようになる」というパターンって、
これまでも何度となく描かれてきたラブコメの王道なんでしょうね。
キャメロン・ディアスとアシュトン・カッチャーが、
ここまではじけていいんだろうか?というぐらいに無茶しまくると、
どういうわけか、それがそれなりに爽快だ。
(特に、アシュトン・カッチャーが予想以上に好演している。)
ベガスの恋に勝つルール14
さて、
キャメロン・ディアス演じるジョイは、
仕事も恋も完璧主義のキャリアウーマン。
一方、アシュトン・カッチャー演じるジャックは、
一見楽天家だが、自分に自信を持てずにふらふらと暮らしている男。
ジョイは、フィアンセから振られ、
ジャックは、仕事をくびになり、
落ち込んだ二人は、
それぞれ憂さ晴らしにベガスにやって来て、
飲みまくり、踊りまくり、
愚痴をこぼし、意気投合し、
泥酔した勢いで一夜にして結婚、
そしてスロットで300万ドルを引きあててしまう。
慌てて離婚裁判を起こしても、
逆に、判事から6ヶ月の結婚生活を命じられてしまう…。
ベガスの恋に勝つルール10

ありがちと言ってもやっぱり無茶苦茶な設定なわけで…、
しかし、キャメロン・ディアスとアシュトン・カッチャーのふたりの魅力は強烈で、
大人でも飽きずに観ることができる物語になっていた。

脚本は、デイナ・フォックス作による「What Happens in Vegas」。
もともとは、「What Happens in Vegas ,stays in Vegas.」という有名な言葉からきている。
ひどい直訳をすると、
「夢の街ラスベガスで起きた非現実なさまざまなことは、
そのままベガスに残ってしまう。」となる。
普通は、「旅の恥はかき捨て」と訳する人も多い。

この脚本家デイナ・フォックスは、
「敵対関係や障害を乗り越えて愛を見つけたり、
相手を理解するようになるといった物語に興味があるの。
最初は、離婚調停中のカップルが、
その過程で奇妙にもお互いを理解し合うようになる、
というストーリーを思いついたんだけど、
その頃ちようど何故だか、旅の恥はかき捨てというフレーズをよく耳にして、
映画のタイトルにするのにピッタリだと思ったのよ。」とも言っている。
2004年1月、ブリトニー・スピアーズが、
酔った勢いでネバダ州ラスベガスで幼なじみと結婚するも、
すぐに婚姻無効を申請するという騒動を起こしたなんてな事件も
発想のヒントになっているようだ。
とにかく、
このデイナ・フォックスの脚本は、かなりサービス満点だ。
ベガスの恋に勝つルール13
たとえば、
カウンセリングの精神科医に、
自分の正当性を証明して、賞金をゲットしようと大人げないバトル。
散らかし放題のジャックの部屋の掃除の話題からスタートして、
便器の上げ下げのいざこざやら、
テレビを見ながらポップコーンを食べる瞬間ですらバトル、
ドメスティック・バイオレンスのデッチあげ、
カウンセリングに出席できないように画策したことが発覚して、
結局は競争して、走り、塀をよじ登って行くふたり…。
などなど、
同棲しはじめや新婚生活の初期に、
誰もが感じるような男女間の細かいギャップの表現は、
ふたりの過剰なおバカっぷりにあいまって、実に巧みだ。
ベガスの恋に勝つルール7
また、
互いに意地を張って、対立すればするほど、
最初の段階で、真逆に見えたふたりは、
最終的には「似た者同士」なのだと分かるように演出されているのがいい。
ふたりのおバカなバトルのそれぞれのくぎりで見せるカウンセリングの精神科医の
言葉や表情が、ふたりの心の進展度の客観的なバロメーターになっているのも
気が利いている。
ラストの裁判シーンで、
「ふたりは多大に問題を抱えているけれども、
不思議なことに、このふたりは最高に相性がいい」
と、精神科医に発言させているのも一種の予定調和であり、
客席の「目」を代弁しているようにも感じる。上手ですね。
ベガスの恋に勝つルール4
しかも、それなりに、
ジョイとジャックの性格設定とその変化に対しての描き方が
しっかりしていることも素晴らしい。
キャメロン・ディアス演じるジョイは、
仕事も恋も完璧主義のキャリアウーマン。
計画のための計画をするぐらいにきっちりしていて、その上ハイテンション。
ようするに、恋人に良く思われようとするあまりに、
自分の本心を押し殺して生きている。
仕事でも、バリバリのキャリアであり上昇志向ではあるものの、
本当の意味では、自分のやりたい仕事かどうかも分からずというか、
そういう気持ちを押し殺しているジョイ。
そんなジョイが、ジャックとの生活の中で、
素の自分の姿を表すことができ、自分にとって、もっとも価値のあることに気がつく。
ベガスの恋に勝つルール11
ジャック(アシュトン・カッチャー)の方は、
父親が経営する工場で、仲間と賭けをしながらなんとなく働き、
一見楽天家だが、自分の仕事にも自信を持てず、いい加減に暮らしいる。
家具職人なのに、テーブルでさえ仕上げられない。
しかも、どの彼女からも結婚の対象にみあう「男」とは思われていない。
しかし、そんな彼もジョイとバトルをしながらの生活で、
しだいに自分に目覚め、仕事にも生活にも自立を志す。
ジャックが、しだいに自覚と責任を背中にしょった男らしい人間になっていく。
ベガスの恋に勝つルール15
ジャックの両親が開く家族パーティーで、
子どもたちの遊び相手になっているジャックの爽やかさと笑顔、
ジョイの家庭的でほほえましい一面…。
昇進がかかったジョイの上司が開くパーティーでの
気さくで社交的なジャックのジョークや立ち振る舞いと、
セクシーなドレス姿のジョイ…。
物語の進展に従って、
そんなふたりの大きな変化や成長が背景にしっかりと描かれているので、
子供っぽいバカげたバトルもいたずらも、
相乗効果で引き立つようになっている。
したがって、映画を観ていると、ジョイとジャックのふたりが、
どんどん素敵に感じられるようになっている。
その辺が見事な部分だと思う。
ラブコメとは言っても、
観ている人間は、大多数は大人なので、
どれだけ感情移入もさせて、引き込めるかというのはけっこう難しい。
それを難なくやり遂げたのが『ベガスの恋に勝つルール』なのでしょう。
ベガスの恋に勝つルール5
アシュトン・カッチャー、30才。
16才年上のデミームーアとの結婚生活も順調、ついでに事業も好調だそうだ。
キャメロン・ディアスは、もう36才。
『メリーに首ったけ』(22才の頃の作品)以来、ずーっとラブコメの最前線に君臨しているし、
なにせ総収入は5000万ドル(約54.7億円)なわけで、
すでにベガスのスロットマシーンの賞金300万ドルなんかよりも遙かに高い収入を得ている。
いやはや。

※どうでもいいけど、
電気屋さんなどにあるソフトバンクの携帯を持った等身大のキャメロン・ディアスは、
ちょっと迫力がありすぎるような気がする。

※ちなみに、エンドロールが流れても席を立たないことをお勧めします。
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ベガスの恋に勝つルール2

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■ やや長めあらすじ

ジョイ(キャメロン・ディアス)は、
NYのウォール街で働くキャリアウーマン。
いつもハイテンションの彼女は、
フィアンセの誕生日にサプライズ・パーティーを開くことにした。
しかし、そのフィアンセのメイソンからは、
「ハイテンションで計画魔、君といると休まらない」と
こっぴどくフラれてしまう。
部屋に誕生を祝おうとして、隠れていた友人たちも本人も別の意味でサプライズ…
同じ頃、
父親の経営する工場で気ままに働くジャック(アシュトン・カッチャー)は、
何と実の父親にクビを言い渡される。
一見楽天家だが、
立派な父に敵わない負い目から、
自分に自信を持てずにふらふらと暮らしているジャック…。
ベガスの恋に勝つルール6
そんな落ち込む2人が、それぞれ向かった先は夢の街ラスベガス。
ダブルブッキングで、ホテルの部屋が一緒になってしまったジョイとジャックは、
意気投合し、ホテルのお詫びのサービスでVIP扱いとなって、
いけすかないと思いつつも、ベガスの雰囲気に浮かれて歌って踊って、
大はしゃぎして、挙げ句の果てに泥酔してしまう。
朝、
目覚めるとジョイの薬指には指輪が……。
昨晩、ラスベガスで出会ったばかりのジョイとジャックは、
酔った勢いで結婚していたのだ。
婚姻の無効手続きをするつもりが、
ジャックがスロットマシーンで300万ドルの大当たり。
しかも、ジョイの25セント硬貨を使って……。
ニューヨークに戻った2人は、離婚と大金の所有権をめぐる裁判を開廷。
昔かたぎの判事が下した判決は、
「即席結婚を成功させるために努力をしたと証明すること」。
かくしてジョイとジャックは半年間の仮の結婚生活を送ることになってしまう。
ジャックの部屋で同居生活を始めると同時に、
共通点ゼロの2人は激突の嵐。
しかし、週に1回のカウンセリングでは、
いかに自分が理想的なパートナーであるかをアピールしなければならない。
ジャックもジョイも、有利な離婚をしようと、あらゆるプランを画策するが…
バトルはますますヒートアップ。
6か月間の結婚生活を乗り切って大金を手に入れることができるのは!?
激しい衝突を繰り広げながらも、
いつの間にやらジョイとジャックのお互いを見つめる視線に変化が表れはじめ……。
ベガスの恋に勝つルール9

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■ 英語が好きな方用のあらすじ

In the city of New York, highly-strung stockbroker Joy (Cameron Diaz) is
dumped by her fiance, while laid-back carpenter Jack (Ashton Kutcher) is fired from his job.
Both were very emotionally distraught, they both travel to Las Vegas
with their best friends where they meet in a hotel
room that had been double booked. After clearing up the misunderstanding at the reception,
they proceed to engage in a night of partying resulting in the two getting married
in an inebriated ceremony. Soon they decide to divorce, at which time Jack takes
a quarter from Joy and drops it into a slot machine as she walks away.
He hits a $3,000,000 triple-jackpot. They were supposed to go on their separate ways
but due to the money the two must figure out a way to share it
since they are still legally married. Once back in New York,
a judge declares that the couple cannot divorce until they attempt to co-exist
for six months, while being monitored by a marriage counselor (Queen Latifah) weekly.
They will be permitted to keep half the winnings from Las Vegas if they cooperate.
If either party does not, their fortune will be confiscated. As the newlyweds devise more
and more cunning schemes to undermine one another and keep the other's share,
Jack and Joy ironically find themselves developing an unexpected attraction to one another.
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7年ぶりに、あのアドベンチャーが帰ってきた。
砂塵の舞う広大な砂漠地帯に、
邪悪なパワーを持って甦る死者。
遺跡から襲いかかるミイラと不老不死の秘宝、
激しい戦闘と胸躍る冒険…。
そんな娯楽性たっぷりの映画、それが『ハムナプトラ』シリーズ。
ハムナプトラ11
「砂は立ち上がり、
天は裂ける!
今、恐るべき力が甦る!」
というようなキャッチコーピーで第1作がスタートしたのは、9年前。
「CG技術も進歩したよね~」なんてな会話をしていたもんだった。
原題「The Mummy」の意味はもちろん「ミイラ」、
ハムナプトラは、ご存じのとおり、遺跡の名前だったりする。
ハムナプトラ30
1999年、『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』(The Mummy)
2001年、『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』(The Mummy Returns)
2008 年、『ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝』(The Mummy Tomb of the Dragon Emperor)

この『ハムナプトラ』の第3弾を楽しみにして観た。
まぁ、極楽作品なので、細かいことにはこだわりたくはないのだけれど、
ちょっと残念な仕上がりになっていた。
ハムナプトラ34

前作までは、舞台がエジプトだったのに、それをわざわざ古代中国に変化。
『カンフーパンダ』、『ドラゴン・キングダム』と、
どれもこれも制作スタートの段階で、
この2008年開催の北京オリンピックをあてこんでの企画なんでしょうね。
きっと、企画を立てた時点でのプロデューサー側の予想としては、
中国ブーム的なものが、
相当に盛り上がっているのではないかと考えていたんでしょう。
まさか、チベット問題だのテロの脅威だの、
北京オリンピックを手放しで喜べない状態になっているとは。
映画関係者たちは、あんまり予想していなかったのじゃないだろうか…。
ハムナプトラ 1
ともあれ、前作と比較して、なんだかピントが外れているような気がしてならない。
砂まみれ、埃まみれの中での激しい戦闘と冒険、そしてロマン、
という娯楽映画の王道のような設定を取り扱うか?というのが問題なわけですが、
とりあえず、あらすじを確認してみましょうか。
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1946年、ロンドン。
幸せだがちょっぴり退屈な毎日を送っていたリック(ブレンダン・フレイザー)と
エヴリン(マリア・ベロ)のオコンネル夫妻は、外務省に頼まれ、
“シャングリラの目”と呼ばれる巨大なブルーダイヤを
返還するために上海へやって来る。
そこで彼らを待ち受けていたのは、両親に内緒で大学を辞め、
現地で遺跡の発掘にいそしんでいた息子アレックス(ルーク・フォード)
との思いがけない再会だった。
その驚きに追い打ちをかけるように、
アレックスの発掘した皇帝のミイラが、
2000有余年の時を超えて生き返る事件が勃発。
絶大な魔力を操る古代中国の皇帝(ジェット・リー)が、
再び、世界を我が物にしようと甦ってしまったのだ。
またもやスーパー・パワーを持つミイラと
戦うハメに陥ったオコンネル・ファミリーは、
皇帝の世界征服の野望を阻止するべく、
兵馬俑での戦いと復活、
そして、ヒマラヤのシャングリラから
万里の長城へと冒険を重ねて行くことになり…。
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ハムナプトラ7

という一見いつもと変わらない「ハムナプトラ」っぽい筋立て。
でも、何かが違う。
前2作のスティーヴン・ソマーズ監督から、
『ワイルド・スピード』や『トリプルX』、
『ステルス』で知られるロブ・コーエンに監督にかわったことが、
大きな原因なんでしょうね。

そもそもロブ・コーエン監督っていうのは、
シナリオそのものを 考えるセンスに欠けている人であるように思えてならない。
(特に、アクションだけが売りの『ステルス』はひどかった)
勝手な想像だが、ロブ・コーエン監督は、
ハムナプトラシリーズについての解釈をルーカスの「インディージョーンズ」と
同じもんだと安直に思っているような感じがある。
ただ単純に主人公リックが、インディージョーンズのように遺跡をめぐって
冒険活劇をするだけの話と捉えているのではないかと思う。
だから、
父リックと息子アレックスの関係なんかも、
まさに最新作の『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』のパクリの
ように見えてしまうのだ。
リック役の気のいい男フレイザーは
「父と息子はぶつかり合うものだから、
とても共感できた。CGで何でも描くことが可能な時代だからこそ、
こうした人間的な部分が必要なんだ」と脳天気に語っている。
ハムナプトラ2
いやはや、
「ハムナプトラ」での主人公は、
確かにブレンダン・フレイザー扮するリックではあるが、
しかし、よく考えるとこのシリーズ映画の鍵を握っているキャラクターというか、
本当の主人公は、結局、妻のエヴリンなのだ。
映画の視点の置き所がエヴリンの目線で描かれてきたのだ。
前2作では、エヴリンをレイチェル・ワイズが演じていたが、
今回はイギリスの演技派女優マリア・ベロが扮し、アクションに挑戦した。
世間では、女優が交代したのがそもそもダメだという声も多い。
でも、マリア・ベロもよくやっていたのではないかと思う。
やっぱり女優そのものには罪はないわけで、
ただ、何と言っても問題なのは、シナリオ上で、
妻のエヴリンが主体となって物語が進んでいかないことにある。
ハムナプトラ33
ハムナプトラ31
前2作までの設定としては、
「カイロ博物館に勤務している少しドジで好奇心の強いセクシーかつ知的な女性」
というのがエヴリンだった。
その好奇心ゆえにドジを重ね、
その純粋さゆえにトラブルを引き込んでしまい…、
結局は、そういう渦の中にリックたちも意図せずに巻き込まれて行くという構造が
一種の「ハムナプトラ」の個性でもあり、それが良かったのだ。
そういうエヴリンという女性の役柄をセクシーに描いてきた部分があったからこそ、
「ハムナプトラ」そのものが魅力的になっていたのだと思う。
ハムナプトラ21
アクションシーンやCG技術が、
図抜けてパワーアップしていても、
それは映画本来の本質的な魅力のアップにつながらない。
映画の土台となる脚本が何と言っても大事なのだ。
そのうえ、たとえ呪術師の娘、ツイ・ユアンに扮したミシェルや
アレックスと恋仲になる中国人の娘リンを演じたイザベラが、
どんなに魅力的に演じても、シナリオが破綻しているので、
「ハムナプトラ3」という物語の魅力に繋がらないのは本当に残念。
ハムナプトラ24
まして、
敵として登場してくるジェット・リーの使い方に関してはもったいない。
絵柄としては、非常に格好はいいけれども、
本来的な不気味な宿敵としてはちょっとなぁ。
また、せっかく古代中国を舞台としたのなら、
もっと本来の中国の歴史や伝説をスタッフ側が学習して臨んでほしい。
ハムナプトラ6
観ているとついついツッコミを入れたくなるのは、
自分がアジア人だからなのでしょう。
とすると、すでに前2作の「ハムナプトラ」も現地のエジプト人が観ているはずで、
今回と同じような違和感を感じていたのだろうか?

ともあれ、中国ものはそろそろ食傷気味ですね。

※ちなみに、
ジョナサンが経営するバーの名前が「イムホテップ」というのがちょっとだけ可笑しかった。
※ジェット・リー扮する中国皇帝が、シャングリラの霊泉によって、
三頭のドラゴンに変身するシーンで、
わざわざドラゴンの顔を一瞬だけジェット・リーにしなくてもいいのでは…。
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ハムナプトラ4
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■ キャスト一覧
リック・オコーネル:ブレンダン・フレイザー
エヴリン・オコーネル:マリア・ベロ
皇帝ハン:ジェット・リー
ジョナサン カナハン:ジョン・ハナー
ツイ・ユアン:ミシェル・ヨー
アレックス・オコーネル:ルーク・フォード
リン:イザベラ・リョン
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■やたらと詳しい英語版のあらすじ
The film begins with a narration about the rise to power of Emperor Han, the Dragon Emperor. He conquered all his enemies, many of whom were buried under the Great Wall of China, and mastered the five elements, but could not conquer death. To that end, he sought the help of Zi Yuan, who knew where to find the secret of immortality. Han declares to his first in command, General Ming, that no man is to touch her; however, the two fell in love during their search. After Zi Yuan supposedly casts the immortality spell on Han, he ushers Zi Yuan to the balcony to watch as General Ming is pulled apart by horses. He then stabs Zi Yuan. She reveals that she has in
fact cursed the Emperor and his army, turning them into terra cotta statues, and manages to  escape.

The film jumps ahead to 1947. Explorer Rick O'Connell, his wife Evelyn, and brother-in-law Jonathan are now retired. Their son Alex has dropped out of school and become an adventurer like his parents. With the financial backing of Roger Wilson, Alex locates the Dragon Emperor's tomb. Though he is attacked by a mysterious woman, he avoids harm and successfully brings the Emperor back to Shanghai. In the meantime, the British government entrusts the elder O'Connells to take the Eye of Shangri-La back to China as a good faith gesture from the British to the Chinese. All the O'Connells arrive at Imhotep, a night club in Shanghai owned by Jonathan. Alex gives his parents a tour of the exhibit, where it is revealed that Roger Wilson is in league with a paramilitary group led by General Yang and his Second-in-Command Choi. Using the Eye of Shangri-La, which contains water from Shangri-La, they are able to resurrect the Emperor into his terracotta statue form. The mysterious woman from the excavation site tries to kill the Emperor with a dagger cursed by Zi Yuan, but he manages to escape.
ハムナプトラ 3
The mysterious woman reveals herself to be Lin, a protector of the Dragon Emperor's tomb. She explains that the path to Shangri-La can be revealed using the Eye. The O'Connells, Jonathan, and Lin trek through the Himalayas with the help of Rick's pilot friend Mad Dog Maguire and reach the tower that will reveal the path to Shangri-La when the Eye is placed on top of it. General Yang, his soldiers, and the Emperor arrive shortly after. Lin summons a trio of yeti to assist in the battle, but the Emperor ultimately succeeds in placing the Eye atop the golden tower. Rick is stabbed by the Dragon Emperor's sword while protecting Alex. Alex triggers an avalanche, which buys them time to reach Shangri-La first.

They reach Shangri-La first and Rick is healed by Zi Yuan, who was rescued by the yeti after cursing the Emperor. She is revealed to be Lin's mother, General Ming having fathered her shortly before his death. Using the water, they have become immortal and have guarded the secrets of the Emperor for over 2,000 years. The Emperor arrives and is able to bathe in the pool, restoring him to his human form and giving him shape-shifting abilities. He takes the form of a three-headed dragon, kidnaps Lin, and flies to his Terracotta Army at the excavation site.
ハムナプトラ23
The Emperor summons his army, which will become invincible should it cross the Great Wall. To buy time, Zi Yuan sacrifices her immortality and that of her daughter to revive those buried beneath the Great Wall. Led by General Ming, the undead army and the Terracotta army fight. A massive battle ensues, during which Zi Yuan and the Emperor fight one-on-one. Zi Yuan sacrifices herself to steal back the cursed dagger. Alex saves Lin and they find Zi Yuan dying soon after. She gives Lin the dagger and tells her to stab the Emperor through the heart. During the battle, General Yang and Choi go to the tomb to aide the Emperor, only to have their truck hit by a missile.
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While Rick and Alex head off to fight the Emperor, Evelyn and Lin fight General Yang and Choi, who survived the missile and now seek revenge. In the ensuing battle, Yang gets caught in one of the rotating wooden cranks. Choi attempts to pull him out and refuses to let go, killing them both. During the fight Rick and Alex find themselves outmatched against the shape-shifting Emperor, and the dagger is broken during the confrontation. Rick goads the Emperor into fighting fair, and manages to plunge the dagger hilt into his heart. Alex in turn stabs him in the back, fusing the dagger within the Emperor's heart and destroying him in a brilliant explosion.

Back at the Imhotep, Mad Dog is the new owner and the now-mortal Lin is dancing with Alex and they finally kiss. Rick and Evelyn are dancing as well. Jonathan, on the other hand, decides to move to Peru with the Eye of Shangri-La, a place he claims has no mummies. As he rides off, an on-screen caption reveals that mummies were discovered in Peru soon after.
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1979年の『ドランクモンキー 酔拳』で、その若者は、
酒をあおりつつ、ゆらりゆらりと千鳥足であまたの敵を倒していた。
中国武術で鍛え抜いたその身体と妙に愛嬌のある笑顔。
凄惨なカンフー・アクション映画の世界に、
その優れたカンフーテクニックとともに、ユーモアをひっさげて現れた。
ドラゴンキングダム15
同じくもう一人の若者は、
1982年の『少林寺(原題:The Shaolin Temple)』で、
当時中国武術大会5年連続総合チャンピオンの座についていた誇りを胸に、
見事な少林拳を駆使してデビューした。
坊主頭とその並外れた身体能力は、本物の香りを漂わせていた。
ドラゴンキングダム16
1973年に非業の死を遂げたブルース・リー亡き後、
この二人は、
精神的にも、肉体的にも、
「強さ」を求めてしまう男たちにとっての憧れの存在だ。
身体は、無限に鍛えられるのではないか?
ついそう思ってしまうのも、
きっと少年時代がずっと続いてしまいがちの「男」ならではパターン。
ドラゴンキングダム11
そして、それぞれのデビューから20数年、
それぞれハリウッドにも進出し、それなりの辛酸をなめ、
また、大きな実績も残した。
そんな今も変わらぬ笑顔のジャッキー・チェンは、54才になった。
本格派のリー・リェンジエこと、ジェット・リーは、45才になった。
この二人が共演し激突する『ドラゴン・キングダム』 (The Forbidden Kingdom)
中国語題は『功夫之王』が公開されている。
いいですね~。2人の実力は衰えていなかった。
相変わらず、そのパワーは健在だ。
2人のスターのおかげで、
贅沢な時間を味わうことができた。
ドラゴンキングダム
さて、あらすじは…。
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カンフーマニアで、
孫悟空を夢見る17歳のジェイソン(マイケル・アンガラノ)は、
いじめられやすいダメダメの若者だった。
ある日チャイナタウンで、
ギャングたちから、
行きつけの骨董店を襲う手引きをさせられてしまう。
ギャングに撃たれた骨董店の老店主(ジャッキー・チェン)は、
奇妙な杖を正しい持ち主に渡してほしいとジェイソンに託す。
その奇妙な杖は、実は孫悟空の如意棒だった。
如意棒をかかえながら、ギャングに追われるジェイソン。
絶対絶命の瞬間、如意棒の力で、未知の世界に飛ばされてしまうのだった。
ジェイソンが目覚めた場所は、古代中国のとある村。
その村は、乱暴なジェイド将軍の部下に支配され、村人たちは虐げられていた。
今度は、軍隊に襲われるジェイソンだったが、
大酒飲みの男ルー・ヤン(ジャッキー・チェン)に危機を救われる。
その後、やがて白馬に乗ったサイレント・モンク(ジェット・リー)にも出会い、
カンフーを学び、如意棒を石化された悟空のもとへ届ける旅がはじまった。
目指すは五行山。
ジェイソンは、使命を果たして、現代に戻れるか?
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ドラゴンキングダム10
とまぁ、あらすじはご多分に漏れずありがちなパターンで終始している。
どっかで、聞いたり観たりしたことのあるような筋立てだ。
アメリカ人って、やっぱり自国に神話を持っていないので、
どうしても自分以外の国にファンタジーを求めてしまうことになる。
今回のファンタジーの素材は、古代中国。
監督は、
「ライオン・キング」・「ホーンテッドマンション」・「スチュアート・リトル」などを
手がけたロブ・ミンコフ監督。
このロブ・ミンコフ監督って、実にあやしい。
「ライオン・キング」にしても、
手塚治虫さんの「ジャングル大帝」のパクリだし、
とにかく、なりふり構わず収益を上げようとするようなタイプなのかもしれない。

今回は、「カンフー映画の代表格であるジャッキー・チェンと
ジェット・リーが初共演!」ということで、
これまたなりふり構わずに、作品を仕上げてしまった。
両雄の夢の対決シーンについて、
「撮影現場では一ファンとして、2人の対決に見入ってしまいました」と、
ロブ・ミンコフ監督は語っている。
とにかく、この2大スターのバランスをとりながら演出するというのは、
そうとう大変だったのではないかと思う。
まず、最初に脚本には、2人の対決シーンがなかったということで、
「そこには2人の対決シーンが描かれていなかったんです。
それだけ2人の共演に周囲が気を使っていた証拠なのですが
せっかくの初共演。それはないでしょ」
という、したたかなミンコフ監督の要望から対決シーンは実現した。
ドラゴンキングダム3
酔拳vs少林拳、
高度な技術と技術がぶつかり合っていた。
これは見事、スピード感にあふれ、技にきれがあり、
また、意外性のある動きが矢継ぎ早に展開されていく。
40代であろうと50代であろうと、ここまで芸術的な身体運動を
行うことができるということが、驚異的だった。
また、主役のジェイソン君もなんだか風采が上がらないタイプで、
脇役である巨大なふたりのカンフースターに挟まれて、
そのふたりの脇役を引き立てる主役みたいなポジションになっている。
とにかく、
この映画は、ストーリーがどうとかということよりも、
二人の魅力を見せるための映画であると言っていい。

ジャッキー・チェンが、
主人公であるジェイソンにカンフーを教えるシーンでは、
馬脚の構えで、中腰で両手を突き出し…というような、
かつて乞食老人の師匠から酔拳を習ったシーンを
彷彿とさせるようなサービスがあったり、
はたまたジェット・リーの十八番の棒術も披露されていたりと、
カンフー映画ファンの気持ちをくすぐる場面がふんだんにある。
ドラゴンキングダム2
さらに、彼らが二役をそれぞれやるというのも、最初の企画にはなかったそうで、
ジェットリーが、「サイレントモンクや悟空」の二役を演じるのなら、
バランスをとって、
ジャッキーには 「ルー・ヤンとオールド・ホップ(質屋?骨董品店主)」をさせる
というような感じになっていったという。
二人の見せ場のために、
5回も!脚本が書き直されたというのも止む得ないのかもしれない。
安直なハリウッドのファンタジー&アドベンチャー&青春物という感じもいなめないが、
ワイヤーアクションなどをはじめとして、
俳優およびアクション部門の担当者たちの高い技量と熱意が光る。
ドラゴンキングダム12
蛇足だが、
身長170cmのリュウ・イーフェイの
復讐に燃えるゴールデン・スパロウ(金燕子)は、実に魅力的だった。
「五月の恋」など、じょじょに頭角をあらわしてきている。
リー・ビンビン扮するニ・チャン(白髪魔女)も、
美しい感じに演出されていた。
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どうであれなんにせよ、結局は、
ジャッキーチェンとジェットリーに尽きる。
ミンコフ監督も思いっきりそれを承知であざとく映像を構成した。
彼らが年老いる前の「今」でなければできない作品なのだと思う。

※関係ないですが、
ジェットリーを観ていると、年々、堤真一に似てきているような気がする。
そんなことを気にすると堤真一がカンフーをしているように見えて妙な気分になる。
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■ やたらと詳しい英語版のあらすじ

The film opens during a battle between Sun Wukong, the Monkey King (Jet Li), and heavenly soldiers amongst the clouds. It is then revealed the sequence was a dream when a young teenager, Jason Tripitikas (Michael Angarano), awakens in his room plastered with vintage kung fu movie posters. After getting dressed, he makes his way to a pawn shop in South Boston's China town to buy some new kung fu DVDs. There, he converses with Hop (a prosthetics-laden Jackie Chan), the shop's elderly owner, and, while thumbing through some DVDs, he is drawn to a room full of antiques and notices a golden staff. Hop tells him that the staff is to be delivered to its rightful owner and then closes the door. On his way back home, Jason is attacked by local bully Lupo (Morgan Benoit) and his cronies who force him to take them to the store so they can steal some money from the old man. Feeling betrayed, Hop tries to attack the thieves with the staff, but is shot by Lupo (much to both Jason and Lupo's cronies' shock). He tells Jason that he must deliver the staff to its rightful owner. Jason takes the staff and runs from the thieves. On top of a building, he is surrounded by the bullies, with Lupo warning Jason that he "saw nothing" (out of fear Jason may turn them in to police). Before Lupo can shoot Jason, he is suddenly pulled off the roof by the staff and travels back through time.

When Jason wakes up he has been transported back to ancient China, dressed in old-century clothing. There he is attacked by Jade Warriors who try to take the staff from him. He is helped by the Drunken Immortal, traveling scholar Lu Yan (Jackie Chan). Later that night, seated in a teahouse, Lu tells Jason a story of how the Monkey King caused havoc at the banquet on the Five Elements Mountain celebrating the Jade Emperor's forthcoming 500 year period of meditation and drank of the elixir of immortality. The Emperor took a liking to the Monkey King and decided to award him a heavenly title, much to the chagrin of the Jade Warlord (Collin Chou), a heavenly general. The Emperor then left the Jade Warlord in charge of heaven before retreating to his period of seclusion. The Jade Warlord later challenged the Monkey King to a duel, and turned him into stone by tricking the Monkey King to set aside his magic staff, Ruyi Jingu Bang. But before he was fully immobilized, the Monkey King cast his staff into the mundane world. Lu Yan ends the tale by stating a person known as the "Seeker" will be the person to find the staff and free the Monkey King. Lu Yan and Jason then get into a fight with the Jade Warriors who track them to the restaurant and are saved by a mysterious young woman, who turns out to be the Orphaned Warrior, Golden Sparrow (Liu Yi Fei). Sparrow's family was killed by the Jade Warlord, and she has vowed vengeance against him. She always refers to herself in the third person as «she».
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The Jade Warlord is notified by his men that they have seen the magical staff. The Jade Warlord then sends his bounty hunter, the white-haired witch Ni Chang (Li Bingbing), to retrieve it for him. When Jason wakes up in the morning he is attacked by a person dressed in white clothes, who takes the staff away. Jason, Lu Yan, and Sparrow follow the trail of the mysterious man. They reach a temple where the man is meditating. There, Lu Yan and the man, the Silent Monk (Jet Li), fight for the staff. The Silent Monk later learns that the staff is meant for the traveler. The four head towards the Five Elements Mountain in a quest to free the Monkey King and end the reign of the Jade Warlord.
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On the way to the Mountain, Lu Yan and the Silent Monk teach Jason kung fu. After crossing a great desert, they are attacked by Ni Chang and the Jade Warriors, but the four escape on their horses with the staff intact. Ni Chang fires an arrow after them, and Lu Yan is hit and falls from his horse. They take refuge in a monastery where they find out that only the Jade Warlord's elixir of immortality will heal Lu Yan. Jason, desperate to help Lu Yan, heads toward the palace with the staff to exchange it for the elixir. Once at the palace he learns that the elixir was promised to Ni Chang if she brought back the staff, but since Jason brought it he has to fight Ni Chang to the death, the winner getting the elixir. The Silent Monk discovers that Jason has left with the staff and pursues Jason along with Sparrow. Back at the palace, Jason and Ni Chang fight. Though Jason had developed a good measure of skill in the martial arts and holds his own, the more experienced Ni Chang easily defeats him. But before she can kill him, the Jade Warlord orders her to stop and, instead, sets his own men on Jason. The boy's life is once again saved when the Silent Monk and Sparrow arrive (with Lu Yan in the rear being carried by monks from the monastery who join in the fight with the Jade Army) and intervene. The Silent Monk duels the Jade Warlord while Sparrow fights Ni Chang. During the fight, Jason manages to grab hold of the elixir and throw it to Lu Yan, who drinks it and becomes immortal, regaining his strength and energy. Lu Yan then fights Ni Chang on the balcony. The Silent Monk is mortally wounded during his battle with the Jade Warlord and throws the staff to Jason. Jason takes the staff and shatters the Monkey King's statue form, freeing him from his imprisoned state. The Silent Monk dies of his injuries and reverts into a golden hair, revealing him to be a magical human familiar created by the Monkey King prior to his imprisonment. The fight between the Monkey King and the Jade Warlord commences. Sparrow tries to kill the Jade Warlord with a mystical jade dart, but is countered by chi. After a long battle, Lu Yan dispatches Ni Chang by sending her off the palace balcony and Jason is able to kill the Jade Warlord with the dart and dropping him into a pit of lava. Jason reaches Sparrow, who thanks him using the first person «I» before dying. He is then praised by the Jade Emperor for fulfilling the people's prophecy. As his reward for his bravery, Jason chooses to be transported back home to modern day Boston.
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When Jason wakes up, he is lying flat on the ground below the building he supposedly fell from and is attacked by Lupo's gang, but this time he uses his newfound kung fu skills, fights back, and defeats Lupo single-handedly. Hop manages to survive the gunshot (the medics stated that the bullet missed his heart), and is taken to the hospital, but not before stating he is immortal (possibly being Lu Yan) and thanking Jason for completing his mission. Before Jason leaves the scene, he sees a girl who looks like Sparrow. She congratulates him for his bravery and tells him she will see him later. She then goes into her store (the Golden Sparrow). Jason, surprised but delighted to see her, leaves and goes home, where he practices his kung fu on the roof with a staff as Lu Yan states: "And so the legend is told that the Monkey King began his journey west in search of truth while the traveller returned to his world to walk the path of the warrior and find his own truth. As one tale ends, so another begins."
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