テレビドラマ『絶対彼氏』(フジテレビ系列毎週火曜日の21:00 - 21:54)が
スタートした。主演は速水もこみちと相武紗季。

そして、
さらには、映画『僕の彼女はサイボーグ』が、5月19日から公開される。
こちらの方は、主演が綾瀬はるかと小出恵介。

というわけで、同じ時期に、
ロボットの彼氏とサイボーグの彼女というSFネタの作品が共存することになる。
なんだか妙なシンクロニシティー(共時性)みたいなものを感じる。
世の中が、このタイプのドラマを無意識に求めているんだろうか?
『絶対彼氏』では、
失恋し、落ち込んでいた梨衣子(相武紗季)。
偶然出会った怪しいセールスマン並切岳(佐々木蔵之介)に欲しいものを聞かれ、
思わず「彼氏!」と答えてしまう。
やがて、梨衣子のアパートに届いたのは「理想の恋人」というロボットだった。
その届いた箱からは裸の美少年が出てきた。
とてもロボット(速水もこみち)とは思えない彼だが、
梨衣子はとりあえずお試し期間として、ロボットと過ごしてみることにする。

一方、『僕の彼女はサイボーグ』では、
未来から来たサイボーグと名乗るガイノイド
(女性に似せて作られた人造人間、綾瀬はるか)と、
彼女にしだいに惹かれていく青年(小出恵介)の
共同生活を描くSFラブストーリー。
21歳の“僕”(小出恵介)を救うために未来の“僕”が
現在の自分に送ったという最高にキュートな“彼女”(綾瀬はるか)は、
やることなすことすべてが大胆でラフな「サイボーグ」だった。
“彼女”は“僕”のピンチを幾度となく救ってくれるが
感情を一切持たない“彼女”に思いが伝わらず、
“僕”は一方的に別れを告げてしまう。

テーマでいうらなら、ほとんど同じと言っていい。
『絶対彼氏』では、梨衣子を一途に守り続けるロボット(速水もこみち)
『僕の彼女はサイボーグ』では、“彼女”を愛し続けるジロー(小出恵介)の一途さ
いやはや、どちらの作品にも共通することは「一途な愛」というやつだ。
たとえば『絶対彼氏』のドラマの品質を上げようとすれば、
ひたすら主人公の梨衣子(相武紗季)が、
周りの男たちから、毎回裏切られたり、
騙されることが酷くなるような演出をすることなのでしょう。
当然、ロボットである速水もこみち君の一途さ、要するに「純粋さ」が増していくわけで…、
もちろん、第1話でもその片鱗が見られた。

やっぱり、
損得勘定抜きで、純粋に愛するという行為が、
世の中には希薄になっているんでしょうね。
いやはやではある。
考えてみれば、
韓国映画の『猟奇的な彼女』や
『僕の彼女を紹介します』においても、
クァク・ジェヨンが脚本と監督をする中で「一途な愛」の変形ともいうべき表現を
すでにしてきている。
その帰結が、今回の『僕の彼女はサイボーグ』なのでしょう。
速水もこみち君も綾瀬はるかさんも、美形なんだけれど、
いかんせん演技が下手なところが、
逆に人間ではないロボットやサイボーグの役柄にはマッチしているのでは。
また、この2作の共通点として、ロボットやサイボーグがプログラムされた状況から、
愛ゆえに「自我」を手にするところ。
これも本当に使い古されたパターンではあるが、
マシンから人間へというような変化は、
昔も今も、何か人間の心の奥深いところを刺激するファクターなんでしょう。

「一途」って、
他を顧みないで、一つのことだけを追い求めることだし、
ひたむきなことなんですよね。
『篤姫』に見られる「家族愛」や「役割を全うする心」
『ロス:タイム:ライフ』や『明日の喜多善男』などなど、
これらのドラマが抱く主題が内包していることは、
人にとって安心できる拠り所を求めて、
迷走し続けいている現代社会の心の反映なのだと思う。
食品や年金をはじめとして、
その原因を生み出している企業や政府だけでなく、
人間そのものに対して常に不信感を抱かざる得ない日本の社会が、
もう一度なんとかまともになりたいと
無意識のうちに強烈に願っているように感じてしょうがない。
ただ、その願いのシンボリックな対象がSFのロボットとかサイボーグという存在。
そんな架空の存在に依拠しなければならないという現実が、
なんともはや心許ない。
香山リカさんではないが、「劣化する日本人」という精神的状況は、
果てしもなく続いている。
恐ろしいことだと思う。

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■『絶対彼氏』のスタッフ
原作 … 『絶対彼氏』。渡瀬悠宇(フラワーコミックス刊)
企画 … 金井卓也
脚本 … 根津理香
演出 … 土方政人
プロデュース … 橋本芙美(「海猿」「空中ブランコ」ほか)
■『絶対彼氏』キャスト
天城ナイト:速水もこみち 浅元創志:水嶋ヒロ 井沢梨衣子:相武紗季
林孝太:入江甚儀 森川靖:桜木涼介 佐藤のぞみ:河本麻希
伊藤美加:上野なつひ 大野千穂:英玲奈 浅元将志:中村俊介
並切岳:佐々木蔵之介 若林ふじ子:真矢みき 田中陽一郎:加治将樹
浅元和志:山本圭 白鷺優貴:篠井英介 平田一:佐戸井けん太
安達香子:猫背椿 出井武:綿貫正市 吉岡鉄子:峯村リエ 石関隼人:姜暢雄
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■『僕の彼女はサイボーグ』のスタッフ
監督・脚本:郭在容(クァク・ジェヨン)
撮影監督:林淳一郎
プロデューサー:山本又一朗、ジー・ヨンジュン
■『僕の彼女はサイボーグ』のキャスト
彼女:綾瀬はるか 北村ジロー:小出恵介、喜内琉斗(幼少)
ジローの友人:桐谷健太 ジローの祖母?:吉行和子
オークショナー:遠藤憲一 22世紀の高校生:吉高由里子
大学教授:竹中直人 無差別殺人鬼:田口浩正
警官:ドロンズ石本 TVリポーター:小日向文世
駄菓子屋のオヤジ:蛭子能収
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スタートした。主演は速水もこみちと相武紗季。

そして、
さらには、映画『僕の彼女はサイボーグ』が、5月19日から公開される。
こちらの方は、主演が綾瀬はるかと小出恵介。

というわけで、同じ時期に、
ロボットの彼氏とサイボーグの彼女というSFネタの作品が共存することになる。
なんだか妙なシンクロニシティー(共時性)みたいなものを感じる。
世の中が、このタイプのドラマを無意識に求めているんだろうか?
『絶対彼氏』では、
失恋し、落ち込んでいた梨衣子(相武紗季)。
偶然出会った怪しいセールスマン並切岳(佐々木蔵之介)に欲しいものを聞かれ、
思わず「彼氏!」と答えてしまう。
やがて、梨衣子のアパートに届いたのは「理想の恋人」というロボットだった。
その届いた箱からは裸の美少年が出てきた。
とてもロボット(速水もこみち)とは思えない彼だが、
梨衣子はとりあえずお試し期間として、ロボットと過ごしてみることにする。

一方、『僕の彼女はサイボーグ』では、
未来から来たサイボーグと名乗るガイノイド
(女性に似せて作られた人造人間、綾瀬はるか)と、
彼女にしだいに惹かれていく青年(小出恵介)の
共同生活を描くSFラブストーリー。
21歳の“僕”(小出恵介)を救うために未来の“僕”が
現在の自分に送ったという最高にキュートな“彼女”(綾瀬はるか)は、
やることなすことすべてが大胆でラフな「サイボーグ」だった。
“彼女”は“僕”のピンチを幾度となく救ってくれるが
感情を一切持たない“彼女”に思いが伝わらず、
“僕”は一方的に別れを告げてしまう。

テーマでいうらなら、ほとんど同じと言っていい。
『絶対彼氏』では、梨衣子を一途に守り続けるロボット(速水もこみち)
『僕の彼女はサイボーグ』では、“彼女”を愛し続けるジロー(小出恵介)の一途さ
いやはや、どちらの作品にも共通することは「一途な愛」というやつだ。
たとえば『絶対彼氏』のドラマの品質を上げようとすれば、
ひたすら主人公の梨衣子(相武紗季)が、
周りの男たちから、毎回裏切られたり、
騙されることが酷くなるような演出をすることなのでしょう。
当然、ロボットである速水もこみち君の一途さ、要するに「純粋さ」が増していくわけで…、
もちろん、第1話でもその片鱗が見られた。

やっぱり、
損得勘定抜きで、純粋に愛するという行為が、
世の中には希薄になっているんでしょうね。
いやはやではある。
考えてみれば、
韓国映画の『猟奇的な彼女』や
『僕の彼女を紹介します』においても、
クァク・ジェヨンが脚本と監督をする中で「一途な愛」の変形ともいうべき表現を
すでにしてきている。
その帰結が、今回の『僕の彼女はサイボーグ』なのでしょう。
速水もこみち君も綾瀬はるかさんも、美形なんだけれど、
いかんせん演技が下手なところが、
逆に人間ではないロボットやサイボーグの役柄にはマッチしているのでは。
また、この2作の共通点として、ロボットやサイボーグがプログラムされた状況から、
愛ゆえに「自我」を手にするところ。
これも本当に使い古されたパターンではあるが、
マシンから人間へというような変化は、
昔も今も、何か人間の心の奥深いところを刺激するファクターなんでしょう。

「一途」って、
他を顧みないで、一つのことだけを追い求めることだし、
ひたむきなことなんですよね。
『篤姫』に見られる「家族愛」や「役割を全うする心」
『ロス:タイム:ライフ』や『明日の喜多善男』などなど、
これらのドラマが抱く主題が内包していることは、
人にとって安心できる拠り所を求めて、
迷走し続けいている現代社会の心の反映なのだと思う。
食品や年金をはじめとして、
その原因を生み出している企業や政府だけでなく、
人間そのものに対して常に不信感を抱かざる得ない日本の社会が、
もう一度なんとかまともになりたいと
無意識のうちに強烈に願っているように感じてしょうがない。
ただ、その願いのシンボリックな対象がSFのロボットとかサイボーグという存在。
そんな架空の存在に依拠しなければならないという現実が、
なんともはや心許ない。
香山リカさんではないが、「劣化する日本人」という精神的状況は、
果てしもなく続いている。
恐ろしいことだと思う。

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■『絶対彼氏』のスタッフ
原作 … 『絶対彼氏』。渡瀬悠宇(フラワーコミックス刊)
企画 … 金井卓也
脚本 … 根津理香
演出 … 土方政人
プロデュース … 橋本芙美(「海猿」「空中ブランコ」ほか)
■『絶対彼氏』キャスト
天城ナイト:速水もこみち 浅元創志:水嶋ヒロ 井沢梨衣子:相武紗季
林孝太:入江甚儀 森川靖:桜木涼介 佐藤のぞみ:河本麻希
伊藤美加:上野なつひ 大野千穂:英玲奈 浅元将志:中村俊介
並切岳:佐々木蔵之介 若林ふじ子:真矢みき 田中陽一郎:加治将樹
浅元和志:山本圭 白鷺優貴:篠井英介 平田一:佐戸井けん太
安達香子:猫背椿 出井武:綿貫正市 吉岡鉄子:峯村リエ 石関隼人:姜暢雄
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■『僕の彼女はサイボーグ』のスタッフ
監督・脚本:郭在容(クァク・ジェヨン)
撮影監督:林淳一郎
プロデューサー:山本又一朗、ジー・ヨンジュン
■『僕の彼女はサイボーグ』のキャスト
彼女:綾瀬はるか 北村ジロー:小出恵介、喜内琉斗(幼少)
ジローの友人:桐谷健太 ジローの祖母?:吉行和子
オークショナー:遠藤憲一 22世紀の高校生:吉高由里子
大学教授:竹中直人 無差別殺人鬼:田口浩正
警官:ドロンズ石本 TVリポーター:小日向文世
駄菓子屋のオヤジ:蛭子能収
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