知っての通り、囲碁もそうだが、
将棋というやつはやたらと奥の深い知的なゲーム。
その盤面に表現されるのは、さまざまな個性を持った20人の武人たちの戦いだ。
相手である敵の20人の武人たちと、
集団で局地戦を繰り広げ、剣と剣とがぶつかり合う世界。
本気で、将棋を指していると、
肉を斬られ、骨が砕けるような気分を味わう時がある。
土地(目)を取り合ううちに、ふたりで何らかの空間の造形をしてしまう囲碁とは大違いだ。

さて、
フジ系の土曜深夜枠というか、挑戦枠の新作「ハチワンダイバー」が、
5月3日からスタートする。、
主演は、
「2006JUNONスーパーボーイ・コンテスト」のグランプリ受賞者の
溝端淳平と
最近CMやドラマの脇役などでも顔を見る機会が増えてきた仲里依紗の
新人ふたりによるものになるのだそうだ。
原作は、
柴田ヨクサルが描く、週刊ヤングジャンプで連載中の人気漫画「ハチワンダイバー」
将棋を題材とした漫画といえば、あの「月下の棋士」を思い出すが、
この「ハチワンダイバー」は、
奨励会からこぼれプロにもなれなかったいわば「負け組」の主人公が、ナゾの巨乳美女に導かれて、再び将棋へのめり込む過程が描かれている。

-----------------------------------------------------------------------------
■ とりあえずのあらすじ
菅田健太郎(溝端淳平)は、
賭け将棋を生業とする真剣師として圧倒的な強さを誇る。
彼はかつてプロの棋士養成機関である「奨励会」でプロを目指していたのだ。
あまりの強さのために、相手もいなくなり、結局、
どんな金額でも相手をする“受け師”がいると聞き会いに行くことに。
“受け師”は、年若くしかも巨乳の美女。
菅田は早速、中静そよ(仲里依紗)に一局5万円の勝負を頼む。
早指しの末、7分58秒後――。負けたのは、菅田だった。
アパートに戻った菅田は、そよへのリベンジにむけて、
将棋の勉強をしようと意気込む……が、
あまりの部屋の散乱ぶりに、目当ての本が探せない。
勉強の前に掃除だと気負ってはみるが断念し、清掃代行行サービスを頼む。
その清掃サービスのスタッフと称してやってきたのは、
メイド服姿の女性だった。
その女性の顔を見た菅田は息を呑む。
あの受け師にそっくりなのだ。
「“受け師”さん?」と尋ねた菅田に彼女は…。
-----------------------------------------------------------------------------

アキバの受け師に導かれて真剣師との戦いを繰り広げていく青年、菅田。
プロへの道を断念し、奨励会退会後、真剣師の道を本格的に歩み始めるわけだ。
とりあえず、今風の設定なのかなぁ。
原作者の柴田ヨクサルさんは、「ムーミンシリーズ」の作者トーベヤンソンが好きで、
自分のペンネームもスナフキンのパパの名前である「ヨクサル」からもってきた。
ちょっと泥臭い作風の漫画が多いこの人、
どこか優しい何かを持ちあわせているような気がする。
漫画では、将棋の対決シーンが多く描かれているけれども、
実際の盤面がどうなっているかは表現しない。
したがって、もちろん将棋を知らない人も観ることができるようになっている。
(もちろんこれは、「月下の棋士」でも「ヒカルの碁」でも同様だ。)
もうだいぶ前のことになるが、知り合いが中原誠十六世名人に修行に入った時は、
ずいぶんと大変だった。
ひたすら正座をさせられ、
師匠が1手さすのを1日中待つ生活が続いた。
いつ師匠が来るかも分からない中、じっと待つ弟子。
幼いころから数々の将棋大会に大人たちに混じって参加し、
優勝を総なめにしてきたのに、
ただ何もせずに待つ生活をしていたのだという。
朝、師匠が数手指し、
夕方に仕事から帰った名人がたった1手指すのを
正座して待っていたこともあったらしい。
思いあまって、
「先生、どうしてまとめて指導してくれないんですか!」
と訴えたら、
「将棋は、小技の技術よりも心の強さがものを言う。
相手がどうでるかじっと待てる辛抱強さこそ勝利への近道なのだ」
と答えられたそうだ。
厳しい世界だ。

そんな中で、真剣師として勝負を続ける主人公菅田は、
かつての師匠の言葉:「おまえの将棋は浅いんだよ。
浅瀬でパチャパチャやっている将棋だ。
もっと潜るんだよココに!9×9=81マスに潜るんだよ。
どこまでもどこまでも深く深く、この盤に潜るのが将棋指しだ!」
を思い出し、将棋に戦い方に覚醒して、「ハチワンダイバー」と名乗ることになる。
なんとなく夢枕獏さんの「サイコダイバー」のパクリっぽい感じもするが、
とりあえずこれについては何の確証もない。
そして、
「ハチワンダイバー」の大きなエレメントとして大事な「中静そよ」の役柄。
「アキバの受け師」と呼ばれる女性真剣師で、しかも
「秋葉原メイド掃除クラブ」で出張メイドのアルバイトもしているという設定。
巨乳の19才、主人公よりはるかに棋力があるナゾの彼女。
漫画の絵柄は、そんなに可愛いものでもないのだが、
読み進むうちになんだか魅力的にも見えてくるから不思議だ。
将棋を題材にして成功したドラマは、ほとんどない。
また格好いい新人ふたりもどれだけできるかわからない。
ジュノンボーイは、主人公菅田の情けなさや辛さを表現できるのか。
まして、原作もコミックで6巻しか出版されていない。
人気のある漫画とはいっても、ドラマにするとどうなるのか?
このドラマ自体の企画をあまり好意的に受け入れていないコミックファンの面々も多い。
などなど、深夜のチャレンジ枠として充分な不安要素がいっぱいだ。
まっ、世間はどうあれ、個人的には、
それなりに魅力のあるドラマになるのではないかと思う。
だって今回の土曜枠の制作スタッフもなかなかのメンバーだ。
脚本:古家和尚(『ライアーゲーム』『ガリレオ』ほか)
音楽:澤野弘之
プロデュース:東 康之(『医龍Team Medical Dragon』ほか)
演出:
水田成英(『医龍Team Medical Dragon2』『医龍Team Medical Dragon』ほか)
松山博昭(『ハチミツとクローバー』『ライアーゲーム』ほか)
というみなさんなので、いい加減なものにはならないと思う。
そんなわけで、5月3日を楽しみにしましょうか。

将棋というやつはやたらと奥の深い知的なゲーム。
その盤面に表現されるのは、さまざまな個性を持った20人の武人たちの戦いだ。
相手である敵の20人の武人たちと、
集団で局地戦を繰り広げ、剣と剣とがぶつかり合う世界。
本気で、将棋を指していると、
肉を斬られ、骨が砕けるような気分を味わう時がある。
土地(目)を取り合ううちに、ふたりで何らかの空間の造形をしてしまう囲碁とは大違いだ。

さて、
フジ系の土曜深夜枠というか、挑戦枠の新作「ハチワンダイバー」が、
5月3日からスタートする。、
主演は、
「2006JUNONスーパーボーイ・コンテスト」のグランプリ受賞者の
溝端淳平と
最近CMやドラマの脇役などでも顔を見る機会が増えてきた仲里依紗の
新人ふたりによるものになるのだそうだ。
原作は、
柴田ヨクサルが描く、週刊ヤングジャンプで連載中の人気漫画「ハチワンダイバー」
将棋を題材とした漫画といえば、あの「月下の棋士」を思い出すが、
この「ハチワンダイバー」は、
奨励会からこぼれプロにもなれなかったいわば「負け組」の主人公が、ナゾの巨乳美女に導かれて、再び将棋へのめり込む過程が描かれている。

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■ とりあえずのあらすじ
菅田健太郎(溝端淳平)は、
賭け将棋を生業とする真剣師として圧倒的な強さを誇る。
彼はかつてプロの棋士養成機関である「奨励会」でプロを目指していたのだ。
あまりの強さのために、相手もいなくなり、結局、
どんな金額でも相手をする“受け師”がいると聞き会いに行くことに。
“受け師”は、年若くしかも巨乳の美女。
菅田は早速、中静そよ(仲里依紗)に一局5万円の勝負を頼む。
早指しの末、7分58秒後――。負けたのは、菅田だった。
アパートに戻った菅田は、そよへのリベンジにむけて、
将棋の勉強をしようと意気込む……が、
あまりの部屋の散乱ぶりに、目当ての本が探せない。
勉強の前に掃除だと気負ってはみるが断念し、清掃代行行サービスを頼む。
その清掃サービスのスタッフと称してやってきたのは、
メイド服姿の女性だった。
その女性の顔を見た菅田は息を呑む。
あの受け師にそっくりなのだ。
「“受け師”さん?」と尋ねた菅田に彼女は…。
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アキバの受け師に導かれて真剣師との戦いを繰り広げていく青年、菅田。
プロへの道を断念し、奨励会退会後、真剣師の道を本格的に歩み始めるわけだ。
とりあえず、今風の設定なのかなぁ。
原作者の柴田ヨクサルさんは、「ムーミンシリーズ」の作者トーベヤンソンが好きで、
自分のペンネームもスナフキンのパパの名前である「ヨクサル」からもってきた。
ちょっと泥臭い作風の漫画が多いこの人、
どこか優しい何かを持ちあわせているような気がする。
漫画では、将棋の対決シーンが多く描かれているけれども、
実際の盤面がどうなっているかは表現しない。
したがって、もちろん将棋を知らない人も観ることができるようになっている。
(もちろんこれは、「月下の棋士」でも「ヒカルの碁」でも同様だ。)
もうだいぶ前のことになるが、知り合いが中原誠十六世名人に修行に入った時は、
ずいぶんと大変だった。
ひたすら正座をさせられ、
師匠が1手さすのを1日中待つ生活が続いた。
いつ師匠が来るかも分からない中、じっと待つ弟子。
幼いころから数々の将棋大会に大人たちに混じって参加し、
優勝を総なめにしてきたのに、
ただ何もせずに待つ生活をしていたのだという。
朝、師匠が数手指し、
夕方に仕事から帰った名人がたった1手指すのを
正座して待っていたこともあったらしい。
思いあまって、
「先生、どうしてまとめて指導してくれないんですか!」
と訴えたら、
「将棋は、小技の技術よりも心の強さがものを言う。
相手がどうでるかじっと待てる辛抱強さこそ勝利への近道なのだ」
と答えられたそうだ。
厳しい世界だ。

そんな中で、真剣師として勝負を続ける主人公菅田は、
かつての師匠の言葉:「おまえの将棋は浅いんだよ。
浅瀬でパチャパチャやっている将棋だ。
もっと潜るんだよココに!9×9=81マスに潜るんだよ。
どこまでもどこまでも深く深く、この盤に潜るのが将棋指しだ!」
を思い出し、将棋に戦い方に覚醒して、「ハチワンダイバー」と名乗ることになる。
なんとなく夢枕獏さんの「サイコダイバー」のパクリっぽい感じもするが、
とりあえずこれについては何の確証もない。
そして、
「ハチワンダイバー」の大きなエレメントとして大事な「中静そよ」の役柄。
「アキバの受け師」と呼ばれる女性真剣師で、しかも
「秋葉原メイド掃除クラブ」で出張メイドのアルバイトもしているという設定。
巨乳の19才、主人公よりはるかに棋力があるナゾの彼女。
漫画の絵柄は、そんなに可愛いものでもないのだが、
読み進むうちになんだか魅力的にも見えてくるから不思議だ。
将棋を題材にして成功したドラマは、ほとんどない。
また格好いい新人ふたりもどれだけできるかわからない。
ジュノンボーイは、主人公菅田の情けなさや辛さを表現できるのか。
まして、原作もコミックで6巻しか出版されていない。
人気のある漫画とはいっても、ドラマにするとどうなるのか?
このドラマ自体の企画をあまり好意的に受け入れていないコミックファンの面々も多い。
などなど、深夜のチャレンジ枠として充分な不安要素がいっぱいだ。
まっ、世間はどうあれ、個人的には、
それなりに魅力のあるドラマになるのではないかと思う。
だって今回の土曜枠の制作スタッフもなかなかのメンバーだ。
脚本:古家和尚(『ライアーゲーム』『ガリレオ』ほか)
音楽:澤野弘之
プロデュース:東 康之(『医龍Team Medical Dragon』ほか)
演出:
水田成英(『医龍Team Medical Dragon2』『医龍Team Medical Dragon』ほか)
松山博昭(『ハチミツとクローバー』『ライアーゲーム』ほか)
というみなさんなので、いい加減なものにはならないと思う。
そんなわけで、5月3日を楽しみにしましょうか。




