舞台の効果音

演劇、ドラマ、映画、効果音、音効、サントラ、サウンドトラック、 プレゼン、劇、学校祭、音楽、BGM、SE、音、曲、学芸会、学園祭、発表会など ドラマについてや場面に応じた音楽などの話題を中心としたブログです。

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みなさん、この年末いかがお過ごしですか?
本当に久々の更新になります。hinamiraiです。
この2ヶ月は、障害だらけで、いやはやもう大変。
というか、今年はやたらと障害の多い一年でしたね。
とりあえず、映画自体はけっこう観ているものの、
それについてコメントを書くヒマもないまま、今日になっちゃいました。

ともかく書くことができる時間が生まれたことに感謝しつつ、
ついでに、何度かこんな拙いブログに来てくださっている皆様にも感謝して、
更新を再開したいと思います。
k-20 7
さて今回は、『 K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝』について。
今更なんで怪人二十面相なんだろうと思いつつ、
まったく期待しないで観た映画ではあったけれども、
それなりに楽しめる作品であったのには驚いた。
ホントに意外でしたね~。
北村想さんの「完全版 怪人二十面相・伝」をたたき台にして、
佐藤嗣麻子監督のセンスで、けっこうな娯楽作品に仕上がっている。
金城武の主演、ヒロインの松たか子、明智小五郎を仲村トオル。
脇を固める、國村隼、高島礼子、本郷奏多、益岡徹ら。
そして、製作総指揮の阿部秀司、
『ALWAYS 三丁目の夕日』のROBOTのスタッフの丁寧な作り込みが光る。

とは言うものの、世の中には批判もけっこう多い。
内容が無いだのアクションがちゃちであるとか、
はたまたヒロインの松たか子が年嵩なうえにが棒読み…、
というのもあれば結末がいまいちなどなど。
k-20 3
架空都市「帝都」。
その帝都は「華族制度」が続き、極端な格差社会。
そんな社会の中で、怪人二十面相は富裕層のみを狙って、
美術品や骨董品を華麗なテクニックで次々と盗みだしていた。
ある日、サーカスの曲芸師の遠藤平吉は、
謎の紳士から、羽柴財閥の令嬢である羽柴葉子と名探偵明智小五郎との
結納の儀に潜入し、写真を撮ってくれとの依頼を受ける。
しかし、それは二十面相の罠。
「オレは怪人二十面相じゃない!」
平吉の叫びもむなしく、否応もなく二十面相との戦いに巻き込まれる。
k-20 5
批判的なレビューなどの声は多々あるにせよ、
この映画は娯楽作品としてとてもいい。
まずは、制作陣であるROBOTのスタッフの
「三丁目の夕日」とはまた別の東京の描き方が素晴らしい。
架空の都市「帝都」とは言っても、東京には変わりはないわけで、
そこにはスタッフたちの「下町に対する愛情」みたいなものが
見え隠れしているように思える。
帝都のCGによる風景はもちろんのこと、
長屋に生きている言わば庶民の撮り方などなど、
そこには、
リーダーである阿部さんの信条である「リアリティーはメッセージを強くする」
というのがここでも生きているようだ。
"映画のリアル"の際限のない追求という感じなのだ。
“ディティール”へのこだわりが客席にも伝わってくる。
ちなみに、
パナソニックの「心をつなぐ長編CM」でも、
このROBOTのスタッフがかかわっている。
「もっと、心と心をつなぎたい」をテーマに製作されたものなのだそうで、
実話に基づいた3つのストーリーで成り立っている。
「オキナワブルーの風景」「小さな命の物語」「姉妹のファッションショー」
一度、意識的にご覧いただきたい。
短い時間の中で作り込んではいるけれど、
そしてそれなりに美しいけれど、
感動の押し売りみたいな印象を受けざる得ない。
凄腕のスタッフといえども、とかく表現というのは難しい。
まっ、CMだからしょうがないか。
k-20 4
さて、話をもどして、怪人二十面相、懐かしいですね~、
子供の頃、図書館の片隅の書棚に、
誰も借りられずに、ただひたすら埃をかぶって置かれていたポプラ社の
『江戸川乱歩・少年探偵シリーズ』。
それをどういうわけか発見して、
夢中になって読んでいたのを思い出しちゃいました。
怪人二十面相、明智小五郎、少年探偵団…と、
レトロな雰囲気を漂わせている江戸川乱歩の世界。
ついでに、
「人間椅子」、「パノラマ島奇談」、「陰獣」、「芋虫」、「黒蜥蜴」、「二銭銅貨」、
「D坂の殺人事件」、「心理試験」などなど、
結局、「江戸川乱歩 全集」をすべて読み切ってしまっていた。
考えてみれば、こういうのって、子供が読む小説としては、
なんだかなぁ~ではある。
なんたって、サディスティックでグロテスクな面もあり、
かつエロティックで淫靡な感じの作品もやたらと多い。
今にして思えば、ちょっと空恐ろしい。
明治、大正、昭和と生きた江戸川乱歩って、
かなりの変人なのかもしれない。
激しく時代が変遷していく中で、
強烈な知性をベースに、
なんともはや変態的でアクロバティックな精神世界を構築し、
さまざまな障害を駆け抜けていった男、江戸川乱歩。
(実際、小説「屋根裏の散歩者」なんかでは、
自分の屋敷を使って、床の間の天井から屋根裏に入り込み、
ふらふらと徘徊していた経験をもとに書いていたともいうし…)
k-20  11
今回の映画では、泥棒修行ということで、平吉こと金城武くんが、
帝都の街をむちゃくちゃに障害物を乗り越えて、
一直線方向をめざすトレーニングをやっていた。
こういうシーンは楽しいですね。
これって、
フランスで生まれたパルクール(Parkour)とか、
フリーランニング(Free running)と呼ばれているものですよね。
特別な道具を使うことなく、
効率的に障害物を越えることを目的としたスポーツ。
ビルの谷間をジャンプし、
壁を駆け、
屋根によじ登る、
重力を無視したようなその身のさばきが、けっこうかっこいい。
k-20 1
金城武くんのパルクールについて、佐藤嗣麻子監督によると、
「ものすごいですよ。俳優さんであそこまで動ける人を私は知りません。
身のこなしもキレイだし、動きもキレがあって素速いですし。
もともと、『Returner〈リターナー〉』を見て
彼のアクションには確信がありました」ということなのだそうだ。
架空の帝都の風景に、
CGなどを使わないリアルな身体運動の映像が挟まってくると、
映像にちょっとだけ説得力がでてくる。
監督の佐藤嗣麻子さんというのは、
妙にしたたかだったりするわけだ。
彼女が指揮した「アンフェア」などでもそうだったが、
画代わりを多用して、なるべく観客を飽きさせない工夫を随所にしている。
金城くんと国村さんとのやりとりも、ステロタイプでなかなかいい。
ROBOTの阿部社長の無理難題もなんなくこなし、
ほどよいエンターテイメントとして完成させた力量は大したものだと思う。
結局、したたかというより、相当にキャパの広い監督なのかもしれない。
「続編のご要望があったらまた撮りたい」
と彼女は気楽に言っていたのだそうだが、
今回の結末で、次はどんなストーリーを出せるのだろうか?
知的なパズルの一つとして考えるとおもしろい。
ちょっと楽しみではある。
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k-20 8

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コメント

お久し振りです、永岡です。

紅白の詳細な解析に驚いてから早くも1年ですね。
また記事が読めるようで凄く楽しみです。

私は未だこの映画を観ていないのですが
子供の頃は少年探偵シリーズの愛読者だったので
二十面相や明智小五郎の名前だけで嬉しいです。

日本でのキャラクターの扱いは余りにお粗末で
例えば東映などは新番組の関連商品を売る為に
かつては意図的に旧作隠しを行っていたハズです。

多チャンネル化・レンタル・ネット配信などが進んで
全てが現役の商品として復活可能な現在ですから
これまで蔑ろにされてきた古典的ヒーロー達が
華やかな脚光を浴びる企画には大いに期待します。
2008/12/29(月) 01:16:15 | URL | 永岡ともよし #9nFK/Kms[ 編集]
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2009/10/20(火) 16:42:20 | | #[ 編集]
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