舞台の効果音

演劇、ドラマ、映画、効果音、音効、サントラ、サウンドトラック、 プレゼン、劇、学校祭、音楽、BGM、SE、音、曲、学芸会、学園祭、発表会など ドラマについてや場面に応じた音楽などの話題を中心としたブログです。

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第81回アカデミー賞授賞式が、
2月22日(日本時間23日)に開催されますね。
皆さんもご存じの通り、
外国語映画賞(Foreign Language Film)部門に、
『Departures おくりびと』がノミネートされていますね。
どうなるか分からないけれど、すでにこれだけでも充分に素晴らしい。
また、長編アニメ賞には、『Wall-E ウォーリー』がノミネート。
これがうれしい。
ウォーリー 8
これまでの映画観客動員数を調べてみると、
公開以来5度も首位になっているし、
まぁ、たまにちらりと「地球が静止する日」に首位の座を渡したけれども、
結局、「レッドクリフ Part1」とほぼ同じぐらいの興業結果を残しているわけだ。
凄いなぁ~。
メインの作品賞の結果よりも、『おくりびと』と『Wall-E ウォーリー』が
どうなるかの方がよっぽど気になってしょうがない。

子供も大人も楽しめるという点で、
『Wall-E ウォーリー』は、かなりの傑作なんだと思う。
もうちょっと世間でも、
それなりのお褒めの評価をいただいてもいい作品なんじゃないかと
思ってしまいます。
ウォーリー1
舞台は29世紀。
人間は、汚染され尽くした地球を捨て、
宇宙船「アクシオム(AXIOM)」で生活している。
オープニングで、宇宙空間から大気圏を突き抜け、
霞がっかった雲の層から透けて見える地球の地上がズームアップ。
巨大な摩天楼のような高層ビル群かと思いきや、
そのすべてがゴミの山だったというのがいい。
そんな林立する高層のゴミの塔を
たったひとりになっても処理し続けているロボット、それがWALL・E(ウォーリー)。
人類が地球を去ってから700年間!、
他の仲間たちが壊れて動かなくなっても、
ただ黙々とゴミを圧縮し、積み上げ、塔を建て続けてきた。 
ウォーリー6
前半のWALL・E(ウォーリー)の孤独。
その『孤独』の描き方がこれまた実にいい。
大都会に一人ぼっちで生活している律儀なサラリーマンみたいな生活だ。
身につまされる大人も多いことだろう。
そこそこ身ぎれいにしていて、
わりとしっかり暮らしている。
が、VTRでミュージカル『ハロー・ドーリー!』を
憧れながら、羨ましそうに観る毎日。
ほんとにこれって、独身男の孤独な生活ですよね。
この丁寧な描き方が、後半に向けて、
相手の指に自分の指を絡ませることで思いを伝える動機づけ
というか大事な愛情表現のための布石として、
非常に効果的なものとなっている。
この部分で昔の『ショートサーキットの№5』とは、
似て非なるものとなった。
ウォーリー4
ともあれ、まったくのセリフ無しで、
映像と効果音のみで表現される実に人間的なロボットの『孤独』…。
そんなのを観ていると、
「死は孤独であるかもしれない。
しかし、生きているほど孤独であるはずがない。」
なんてな厳しいことを精神科医のアクセル・ムンテが言っていたのを
ふと思い出してしまう。

ちなみに、
監督であるアンドリュー・スタントンは、
「主人公がひとりだけ地球上に取り残されたロボットというのがあり、
地球上に誰もいなくなるという状況がどんなものかを考えた時に、
住めないほどゴミが貯まってしまった世界にしようと思いついた。
そのゴミの山を片付けているロボットというのは、
人類の尻拭いしているようなところもあって面白いし、
彼がゴミの山から、
かつてどういう人類がそこにいたのかということを発見の過程も描けるからね」
と、語っている。
「ファインディング・ニモ」の制作中に、
アンドリュー・スタントンは、そんな発想を得ていたとは、いやはやではある。
大したもんだと思う。
ウォーリー5
そして、
ある日、上空から巨大な宇宙船が着陸し、
中から現れた白く輝くロボットEVE(イヴ)。
WALL・EとEVEとのやりとも非常に上手くできている。
それは、
WALL・Eのこれまでの孤独の終わりであり、
ともに生きる者たちとの新しい絆の始まりでもある。
特に、EVEが地球の再生のシンボルである植物を体内に収納したとたんに、
まったく動かなくなってしまう場面でのWALL・Eの動きが切ないなぁ。

再び訪れた孤独…

「孤独を味わうことで、
人は自分に厳しく、他人に優しくなれる。
いずれにせよ、人格が磨かれる。」
byニーチェ

「孤独とは、港を離れ、海を漂うような寂しさではない。
本当の自己を知り、この美しい地球上に存在している間に、
自分たちが何をしようとしているのか、
どこに向かおうとしているのを知るためのよい機会なのだ。」
byアン・シャノン・モンロー
などと言った格言めいた言葉もあるけれど、
なんにせよ、WALL・EとEVEを観ていると、
『孤独』の重みを感じるぶんだけ、
他者と手つなぐことのぬくもりの有り難さと貴重さを思ってしまう。
そういう意味で、
この映画『Wall-E ウォーリー』は、
ファミリー向けのアニメなのかもしれないが、
非常に品格のある作品であり、
ピクサー社の作品の中でも相当に秀逸なものだと思う。
どうでもいいことなのかもしれないが、ぜひ、賞などひとつ手に入れてほしい。

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ウォーリー2

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アカデミー賞、ノミネート作品資料

作品賞[Best Picture]
[ノミネート]
●『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』
●『Frost/Nixon フロスト/ニクソン』
●『Milk ミルク』
●『The Reader 愛を読むひと』
●『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』

長編アニメ賞[Animated Feature Film]
●『Wall-E ウォーリー』
●『Kung Fu Panda カンフー・パンダ』
●『Bolt ボルト』

外国語映画賞[Foreign Language Film]
●『The Baader Meinhof Complex』(ドイツ)
●『The Class』(フランス)
●『Departures おくりびと』(日本)
●『Revanche』(オーストリア)
●『Waltz With Bashir』(イスラエル)

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ウォーリー3




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