舞台の効果音

演劇、ドラマ、映画、効果音、音効、サントラ、サウンドトラック、 プレゼン、劇、学校祭、音楽、BGM、SE、音、曲、学芸会、学園祭、発表会など ドラマについてや場面に応じた音楽などの話題を中心としたブログです。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 仲間と劇の台本をどうしようかと考える時、まずは脈絡のない世間話から始まります。ニュースやその時々の話題、世の中の傾向など、とにかくくだらないことから価値のあることまで、さまざまな話をしていきます。相手の状況や心の中に巣くっているテーマになりそうなものがないかどうかを確認する作業でもあります。
 ファストフード店で5時間ぐらいは平然としてうだうだいる客なので、きっと、お店としてはかなりの迷惑ではないかと思います。その状況から、何かのヒントをつかまえようとしているわけで、ダメな場合はさらに延々と話続けることになってしまいます。
 
 劇を作り初めたころは、こんな場面を作ってみたいとか、こういうシーンがあると悲しいのではとか、こんなセリフを言わせてみようとか…、なんだか分からないけれども、そういう思いが浮かんできて楽だったのですが、今ではそうはいきません。
 なにせ20年間で40本以上の台本を作ってきたのですから、それはもう悪戦苦闘してしまいます。

 そんな時に、いつも気になるのが「何を描きたいのか?」ということです。
 いわば、テーマということになるのでしょうか。頭の中でこねくりまわしていても、そう簡単にはものにはなりません。ふだんからのお勉強というやつが足りないのを痛感するのもこんな瞬間です。自分がどんなものが好きで、自分の心はどんな傾向があるのかということが見えてきてしまって、嫌になることもままあります。

「喜びを描く時は、悲しみを描く」
 「不安や切なさを描くときは、その前の幸せな状態を描く」

そんなことを思いつつ、「どんな喜び・どんな悲しみ」が自分の内にあるのか、または、社会にあるのかという問いの答えを見つけようとする行為には、かなり人間的な知恵が要求されるのです。
 したがって、台本が一応完成し、立ち稽古の段階になてもなんだか釈然としないと思いながら過ごすことがよくあります。生徒たちの演技がうまくなってくればくるほど、自分たちで、作っていながら、あらためて「あぁ、この劇はこんな劇だったのかぁ、なるほど~」などと、当初に描いていた自分たちのイメージの差を感じて驚いたりするのです。
(その段階で手直しが入ったり、ラストシーンの変更が生まれてきます。)

「何を描きたいのか」ということについては、ようするに台本制作の段階でまず思考し、稽古をする過程で考え直し、本番を終えてもう一度考えるという作業の中でしだいに本物に近づいていくのではないでしょうか。
スポンサーサイト
コメント
コメントする
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
http://butainoneiro.blog117.fc2.com/tb.php/18-59c8cd07
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。