舞台の効果音

演劇、ドラマ、映画、効果音、音効、サントラ、サウンドトラック、 プレゼン、劇、学校祭、音楽、BGM、SE、音、曲、学芸会、学園祭、発表会など ドラマについてや場面に応じた音楽などの話題を中心としたブログです。

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『しゃばけ』の第1話を観た。
がんばっているなぁ、演出家の宮本理江子さん。
この宮本さんは、かつて「101回目のプロポーズ」で、武田鉄矢が「僕は死にましぇん!」などと空恐ろしいセリフを迫り来るトラックの直前で絶叫するというシーンを作り上げた人だ。

山田太一さんの娘だし、やっぱり才能あるのかなぁ。

いたるところに配慮がきいている江戸の街並みの風情がいい。
大道具もCGも衣装も、それぞれのスタッフの実力が引き出されている感じがする。
キャストも贅沢な役者を配置の仕方をしているし、やっぱりプロデューサーの実力を感じる。
一太郎            :手越祐也
仁吉             :谷原章介
佐助             :高杉亘
屏風のぞき(屏風絵の付喪神) :宮迫博之
鈴彦姫(鈴の付喪神)     :早乙女太一
獺(美童姿のカワウソの妖)  :山田花子
松之助(一太郎の腹違いの兄) :岡田義徳
日限りの親分         :志垣太郎
おたえ(一太郎の母親)    :真矢みき
藤兵衛(一太郎の父親)    :岸部一徳
おぎん、祖母で実は3千年の妖  :十朱幸代
栄吉             :高木雄也

江戸の長崎屋の跡取り息子で若だんなで、17歳の一太郎は、生まれながらの虚弱体質。
妖の佐助と仁吉の過保護とも思えるような接し方に閉口しつつ、たくさんのあやしげな事件を解決していく。
『しゃばけ』
『まんまこと』
『つくもがみ貸します』
などなど原作者の畠中恵さんのワールドですね。
現在48才の畠中さん、よくぞこの「妖(あやし)」の世界を作ったよなぁ。
夢枕貘さんは、安倍晴明と源博雅の名コンビなどに代表されるような『陰陽師』的な世界の中で、『呪』というものを形を変えストーリーを変えながら表現した。命のある『闇』とでも言うような世界を今までになく表現してくれた。人の恨みや哀しみが凝り固まって『鬼』になる、そんな人の心のコンプレックスがある種、ドラマのベースになっていた。それは、けっこうおどおどろしくも肉感的な世界だった。

ところが、畠中さんは、江戸時代にターゲットを置いて、たとえば「しゃばけ」的な言葉一発で、かろやかに世界観を表現した。
これがすごい。

しゃばけ(娑婆気):俗世間における、名誉や利得などの様々な欲望にとらわれる心

「まんまこと」にしてもそうだが、夢枕貘さんの描いた闇よりも軽いタッチで、しかも温かく描いているのが特徴だ。
ほとんど現代の匂いがする江戸時代、
違うのはずっと命の匂いが強いということ。
木々の色も、隅田川も、江戸の街並みもなんだか懐かしくて美しい。
その風景が「三丁目の夕日」と同じく、素敵だった日本を表現してくれている。
ドラマの展開とは別にその風景をのんびりと眺めていたいというような気分になってしまう。
ブラウン管という窓からのぞく、郷愁…、そんな感じである。

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