舞台の効果音

演劇、ドラマ、映画、効果音、音効、サントラ、サウンドトラック、 プレゼン、劇、学校祭、音楽、BGM、SE、音、曲、学芸会、学園祭、発表会など ドラマについてや場面に応じた音楽などの話題を中心としたブログです。

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『SP』をつい観てしまった。
じわりと人気が出てきている『SP』
オフィシャルサイトなんかを見ても、その中にある「警護課へのご意見」のコーナーには、
女性からのコメントばかりが書き込まれている。
常に、女・女・女…。
10才の小学生から30代の女性まで、とにかく女性ばかりなのだ。(希に、高校生男子なんていうのもあったが)
とにかく『SP』は、きっと男が観ても、女性が観ても格好良いと感じるドラマであるとは思う。
ただ、ふと思うことは、「男と女では、その格好良さを感じるストライクゾーンがかなりズレているんじゃないか」ということです。

例えば、
-------------------------------------------------------------------

SP~その任務は“護る”こと…
  時には自分の命を犠牲にしても、要人を護り抜く警護のプロ~

-------------------------------------------------------------------
という言葉が、オフィシャルサイトのタイトルなんかに出てくるんだけれども。
(かっこいいですね。)
この言葉を観た瞬間に、

無意識に男は、SPそのものとしての立場でこの言葉を感じるのであろうし、
女性なら、自分を守ってくれる守護神的な存在が、
敢然と立ち続けているというようなシーンを思い浮かべてしまうのではないだろうか。

ちがうかなぁ…。

何でこんなことを書いているかというと、かつて自分と相棒で作ったシナリオについて、
女性と男性では、
その受け取られ方にずいぶんな差があるという経験を何度もしているからなんですよ。

ささやかな例として
「かつては純粋でまっすぐだったのに、今では、その信念も見失ってしまっている男」を
「支え続ける健気な女性」なんてなものをへたに描くと、舞台が終わった後の感想で、
「そんな女はいない」ってな感想を寄せてくれるのは、
もちろん普通の女性の方々だったりします。
脇役であろうと、かなり頑張ってその気分になってリアルな女性像を描いても、
女の厳しい視点からするとどうにもいけていないらしく、なかなか難しいみたいなのです。

しかし、面白いことに、「天体を観測することが好きな少年」と
「かつて野球部のエースだったが、とある事件で不良になってしまった少年」との
「男の友情」などという
男にしてみるとちょっとなぁ(甘すぎて嫌だなぁ)
と思うようなものを舞台で演じさせると、
それを観てくれた女性関係者たちから意外にも賞賛されてしまうことが多い。

「今回のは、かっこ良かったわ。リアルだったし…」とか、
「いいなぁ、あんな感じの関係…」などなどと、
打って変わってそんな反応をしてくださったりする。

結局、
男が女に抱く幻想と、
女が男に対して思い描く幻想っていうのは、
どちらにせよ見事に外れまくっているんではないかと思います。
これもねぇ、当たり前なんだが、
それでもこの性の違いによるストライクゾーンの差を意識するかどうかは、
魅力的な脚本を作る上での大きな分岐点の一つになるのではないかと思う。

今回の『SP』は、かっこいい。
そう、それは男が観ても女が観ても…。

もちろん女性ファンにとっては、
岡田准一君の存在も
その鍛え上げられた体も
重要だとは思うが、このドラマの格好良さは、そこにあるわけではない。

直木賞作家・金城一紀(ドラマ初)の書き下ろし『SP(エスピー)』
というような題名で、
いろんなサイトで、「SP」の説明の文章(下にあるような)が載っていた。
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「SP(エスピー)」 = Security Police(要人警護官)とは、国政に関わる国内外のVIPを警護するため、1975年にアメリカのシークレット・サービスを手本に創設された。非常時にはVIPの身代わりとして盾ともなる“動く壁”である…
-------------------------------------------------------------------
この設定って、男にとっても女にとっても、
相当大事な意味があるのではないかと思う。

つまり、
刑事のように犯人を追い詰めるというような
ある種の攻撃性も与えられているような立場ではなく、

自分の思いもすべて押し殺して
守ることだけにクールに耐えるという「SP」自体の性質が、
男女それぞれの
「性」のストライクゾーンに訴えかけてくる表現構造をもっているのではないかと思うのです。

とりあえず、
本広監督の素材選びの勝利と言ってしまうと、身も蓋もないけれど。

すでに5話まで終了した『SP』
今回は- ------------------------------------------------------------
機動警護班は、証券取引法違反事件で重要参考人となっている大橋正次(片桐仁)を24時間体制で極秘警護するよう命じられる。
怯えきり、SPに対しても、神経質なまでの警戒心を示す大橋に対して、
尾形(堤真一)は「信頼を糧に命を懸けて護ります」と説得する。
大橋の殺害依頼が届いた実行担当のポール(チョウ・ソンハ)とジョージ(中川智明)はその準備を始める…
-------------------------------------------------------------------
という感じで、次回まで引っ張ることでしょう。

なんであれ、『SP』は、
土曜の挑戦枠というか実験枠の面目は立っているのではないかと思う。
リアルなアクションというのも成功しているし、
本広監督ふうのギャグを入れる部分も第5話から増えてきた。
さて、
見た目だけではない“格好良さ”をどう表現するのかは常に楽しみな所。
そして、それが男と女のどっちのストライクゾーンに
ヒットするのかもいろんな方々にアンケートにでもして質問してみたいものです。

※小さなブーイング
本編とはそんなに関係ないのだけれど、機動警護班のいる部屋というのは、「踊る大捜査線」と違っていつも閑散としている雰囲気が漂っているのはちょっと気になる。

まるで、キャスト以外の人間がまったくいないような建物にしか感じられない。
そんな気になる箇所が何個か出てくると興ざめになってしまうからドラマは恐い。
やむえず、きっと格安で制作しているドラマだからしょうがないと思うようにしようか。

さぁ、明日は師走最初の月曜日。
ほどほどにがんばりましょう。
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コメント

お友達ありがとうございます。
未熟物ですがこれからも仲良くお願いいたします。
あなたにとって良い日でありますように。(^。^)y-.。o○
2007/12/03(月) 16:49:54 | URL | さくらPaPa+≡+Slow+life #yjwl.vYI[ 編集]

はじめまして。
「SP」多分第1話だと思いますが観ました。
岡田君て、アクション大好きなんですね。BRUTUS12/1号でアクション映画対談の記事を読みました。結構きちんと考えてるんだと感心しました。
2007/12/08(土) 12:26:59 | URL | Whitedog #-[ 編集]
つい毎週見てしまう
刑事モノは数あれどSPを主人公にしたのは初めて見た気がする。岡田君がひらめく(推理する?)シーンの演出は好きでないが、個々の犯罪の描き方がリアル。原作もいいんだろうなぁ。仰るとおり男女間でカッコいいの差はあると思いますよ。第一、失礼だけど芸能人の岡田君をそんなに好きとは思わないけど、作中の人物には惚れる。
2007/12/12(水) 02:32:03 | URL | デヒツーカン #GCA3nAmE[ 編集]
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