舞台の効果音

演劇、ドラマ、映画、効果音、音効、サントラ、サウンドトラック、 プレゼン、劇、学校祭、音楽、BGM、SE、音、曲、学芸会、学園祭、発表会など ドラマについてや場面に応じた音楽などの話題を中心としたブログです。

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あ~ぁ、終わっちゃった。

あらためて、
NHK大河ドラマ『風林火山』が終了してしまいました。
子どもの頃から、何となく観てきている大河ドラマ…。

戦国武将であろうと、幕末の志士であろうと、
主役が男であろうと、女であろうと、
その最後は、なんとも切ない。

そのドラマが上手くできていようと、視聴率が低かろうと、
結局、その中にあったそれぞれの「人生」という重みは変わらない。

1年間かけて、その生涯をたどり、12月の今時期には終わってしまう。
そして、年末の1~2日をかけて、その総集編を観たりする。
こんなことをずいぶん繰り返してきてしまっている。

かつての『独眼竜政宗』なんかでは、
渡辺謙さん扮する政宗が老人となって平凡な日常を
過ごしたあげくにこの12月に往生していた。
その最後あたりの退屈さとつまらなさたるや、もう酷いもんだった。
脚本を担当していたジェームス三木さんも
きっとこの時期の台本にはほとほと苦労していたことだろう。

さて、
今度は山本勘助に順番がやってきた。
1年間つきあっていると、大河ドラマでは希にみる汚い感じの主人公であれ、
やっぱり悲しい。
親戚の叔父さんが、周囲の予期した通りに逝ってしまったような感じだ。

第4次川中島の合戦か…。
何度となく描かれた武田信玄や上杉謙信。

1969年に上杉謙信を主人公に川中島合戦などを描いた『天と地と』
謙信役の石坂浩二が若くて凛々しかった。

1988年に武田信玄を主人公にした『武田信玄』
今にして思えば、やたらと線の細い中井貴一の信玄だった。

今回の信玄(市川亀治郎)は、
史実に近く描かれたせいかあまりにもあくどく魅力がないものだった。
欲深く、考えてみれば追放した父親と寸分変わらない人生をたどってしまった男だった。
番組プロデューサーの若泉久朗は、
「本格派かつ新鮮」「新鮮かつ重厚」をモットーとしていたそうだが、
それは妙な形で本来の意図をはずれて実現してしまっているような気がしてならない。

しかも、愛も真理も語る資格のない主君信玄なのに、
親方様のためにと死んでゆく勘助の愚かさと哀れさがなんとも惨い。

この『風林火山』を見る限り、
信玄が言ったという「人は城、人は石垣~」ってなフレーズも
実にいやらしいものに感じてしまう。

ついでに、フィギュアGPとACミランのクラブ世界一決定戦に挟まれたかたちの
最終回の放映であった。
いやはや。

それにつけても、
そんな信玄像に比較して、
謙信(ガクト)の美化のされ方は圧倒的だったなぁ。



仏教の理想を武力で追求したビジュアル系とでもいうべき謙信
いやGacktの本領が最終回でも発揮されていた。
Gacktの方が主役なのではないかと錯覚するような映像が展開していた。
いいのかなぁ~。
また、
女優陣も、新人柴本幸を起用したりしたもののイマイチだった。

ましてや三条夫人役の池脇千鶴が
彼女なりになんぼ努力して重厚な演技をしても、

キリンビールのCMで、グッさんと一緒になって、
池脇千鶴殿 1月1日付にて『のどごし〈生〉』西日本営業課主任を命ずる。
「おかげさまで、昨年に引き続きキリンビールは2007年上期
その他の醸造酒(発泡性) 課税数量において売上げNo.1を達成することができましたぁ!」
なんていうのを毎度毎度見るたび、がっかりしてしまう。

さらには、NHKのバラエティー番組で、
千葉真一がうるうるしはじめたと思ったら、
いきなり引退宣言を突如してしまうし、
重たい演技もなんだかなぁだった…。

だが、
しかし、
それでも終わってしまうのは、やっぱり悲しい。

人生というドラマには終わりがあるんだ、
という当たり前で、あんまり直視したくないものを
大河ドラマの終わりには、
無理矢理感じさせられてしまうせいなのかもしれない。

それを観ながらクリスマスのプレゼントをどうしようかと考えている自分もまた哀しい。



川中島の合戦…。
永禄4年9月10日------------------------------------------------------

川中島での武田、上杉両軍の死闘はその頂点を迎えていた。
軍勢を二手に分けて挟み討つ勘助(内野聖陽)の「啄木鳥の戦法」は
宇佐美(緒形拳)によって見破られ、
謙信(gackt)率いる上杉軍は「車懸かりの戦法」で武田の本隊に襲い掛かった。
信玄(市川亀治郎)は弟信繁、重臣を失い、
武田軍は崩壊の危機にあった。
そして、宇佐美の制止を振り切って突入する謙信。
それを見た勘助も手勢を率いて突撃した。

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勘助の華々しい死に場所があって良かったといえば良かった。
勘助の首を取り巻いて、
信玄と忠臣たちが勝ちどきの声をあげるのも、情けない演出だった。

風林火山か…。

疾きこと風の如く、
徐かなること林の如く、
侵掠すること火の如く、
動かざること山の如し。

番組冒頭で、
千住明の曲をバックに
この孫子の旗印を語る内野聖陽のナレーションは非常にいい。

そして、
個人的には、
ドラマ直後の「風林火山紀行」がほんの些細なコーナーでありながら、
実はかなり優れていたのではないかと思う。

NHKだけが独自に持っている唯一の品格であり長所
(スポンサーがいてCM的なことに左右されずに画像を生み出すことができる立場)が
自然に表れ、自由で美しい表現をしていた部分だった。
もしかすると、
制作スタッフも本編よりも愛情を込めて作っていたのではないかと感じられるほど、
なぜか良質のものを感じさせられるコーナーだった。
どの大河ドラマの終わりにでも、
たいていやっていた平凡なコーナーだったはずなのに。

本編がやはりなにゆえか人の醜さを無意識に
描き続けてしまっていたからなのではないだろうか。
本格的に描けば描くほど、
本来の武田信玄がもっていた人としての醜さを暴露してしまっていた大河ドラマだった。
「風林火山紀行」は、その口直しに最適だったのかもしれない。

さて、
来週から、『ガリレオ』や『医龍2』などのドラマの終わりが始まる。

とにもかくにも、
大河ドラマの最終回は、年の暮れが本格的にスタートする合図なのだろう。

さぁ、なんとか来週を乗り越えましょうか。
明日からまた、たくさんの皆さんに素敵な良いことがありますように!




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コメント

ご訪問ありがとうございます。
確かに最終回は悲しいですね。

短編、長編の違いはあっても人生はたった1本のドラマ。。ですね。
2007/12/17(月) 01:32:13 | URL | たーちん #-[ 編集]
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