舞台の効果音

演劇、ドラマ、映画、効果音、音効、サントラ、サウンドトラック、 プレゼン、劇、学校祭、音楽、BGM、SE、音、曲、学芸会、学園祭、発表会など ドラマについてや場面に応じた音楽などの話題を中心としたブログです。

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『ガリレオ』の最終章「爆ぜる」を観た。
これもまた終わっちゃったなぁ。
福山くんのご指名による
久米宏29年ぶりドラマ出演ってな話題性も持たせつつ、
ドラマはそれなりの幕を閉じてしまった。

「湯川と恩師との対決」という最終話。
福山くん曰く、
「最終話という舞台に最高のスリルを作り上げるためには、
久米さんが持っておられる『圧倒的な知性』以外に考えられませんでした。
最強の対戦相手に身震いしています」
なんてなコメントを残していたので、久米さんの演技にも注目して観させてもらったが…。

もともとはアナウンサーであり、
ニュースステーションのキャスターとしての功績は高いものの、
役者としてはやはりずぶの素人。割り引いて観なければならなかったのが残念。
ただ、台詞のない時の表情は存在感があって良かったけれども…。

さて、前回は、
湯川(福山)のもとに内海刑事(柴咲コウ)が事件の相談を持ち込んだ。
帝都大原子力工学科の卒業生で、医療機器メーカーに務める男が、
自然公園の池から死体で発見された。額には銃痕があった。
後に、放射能被爆をしていたことが判明。
その医療機器メーカーの社長は、湯川の恩師であり、
帝都大の元教授、木島(久米)だった…。

という内容を受けての最終回は、
その木島が内海を拘束したイスに仕掛けた時限核爆弾を
解除する湯川の姿がメインとなって終わった。

本庄さんは、安易にピストル自殺してしまうし、
時限核爆弾というのもなんだかちゃちだったけれども、
文句を言いながらでも、終わってしまうのが残念で、
名残を惜しみつつ見続けてしまった。

「転写る」も「爆ぜる」も、
思う存分原作とはかけ離れていたのが、小気味いい。
善し悪しはともかく、そうでなくっちゃいけない。

最終回にあたって、
この第1章~第10章までの『ガリレオ』についてあらためて考えると、
いかに脚本家の存在が大きいかということを感じてしまう。

前回のブログでも、第5章あたりから最近の作品は、
原作から離れて自由になっているとか、
『ガリレオ』の黄金パターンなんてなことをもっともらしく書いてしまったけれども、
ガリレオについてのウィキペディア(Wikipedia)をチェックして驚いた。
脚本家の福田さんが凄いとも書いていたが、もう一つのファクターがあった。
以下を見ていただきたい。
■タイトルと脚本家-----------------------------------------------------
  タイトル      脚本家
第一章 燃える   福田靖
第二章 離脱る   福田靖
第三章 騒霊ぐ   福田靖・古家和尚
第四章 壊死る   福田靖
第五章 絞殺る   古家和尚
第六章 夢想る   松本欧太郎  
第七章 予知る   古家和尚
第八章 霊視る   古家和尚
第九章 転写る   古家和尚
第十章 爆ぜる   古家和尚
-------------------------------------------------------------------
脚本家が、福田さんから古家和尚さんに変化しているではないか。

平均視聴率22・2%を記録し続けた背景に、
もう一人の脚本家古家和尚さんの存在があったとは。
ほんとにびっくりした。
古家さんは、ヤングシナリオ大賞受賞者であり、
あの『ライアーゲーム』でも注目されてきている脚本家。

ちなみに、
『ライアーゲーム』の第1話はこんな感じで始まる。
-------------------------------------------------------------------
「バカ正直のナオ」と呼ばれる人を純粋に信じ続けるタイプの主人公神崎直。

そんな彼女のもとへ
「LIAR GAMEに参加される場合のみ、この箱をお開けください」
という小包が送られる。
その中には1億円分の札束。
「いかなる手段でもかまいません。対戦相手からマネーを奪ってください」
突然、この1億円奪い合いゲームに参加させられた直だった。
-------------------------------------------------------------------



異様な設定なのに、
視聴者を引きずり込む展開を常にしてきたドラマだった。
脚本にキレがあるし、
ある種の若さを感じる作品であった.
ついでに独特の才能のきらめきを感じさせるものでもあった。

いやはや、気がつかなかったなぁ。
とにかく、才能のある人間が後半の『ガリレオ』を盛り上げ、
支えていたことに間違いない。

さて、
クランプアップ直後、福山くんは、
「湯川学のまま、新年を迎えます」と語っているらしい。
ガリレオの映画の撮影に向けても意欲的だ。
自分が演じた天才物理学者湯川学というキャラクターの感覚を維持しながら、
気持ちを切らずに来年に臨むということらしい。

夕暮れ時、学校帰りの中学生の女の子ふたりが、
空中に何かを書きながら歩いていた。
もちろんガリレオごっこ。
数式を空に書いた後、もちろんガリレオの決めポーズをしていた。
「実におもしろい」って言いながら、
顔を見合わせて、にこにこしていたのが印象的だった。

本来架空の脆弱なドラマだったはずの『ガリレオ』は、
この期間でなんらかのドラマとしての存在感を手にしたのではないかと思う。




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