舞台の効果音

演劇、ドラマ、映画、効果音、音効、サントラ、サウンドトラック、 プレゼン、劇、学校祭、音楽、BGM、SE、音、曲、学芸会、学園祭、発表会など ドラマについてや場面に応じた音楽などの話題を中心としたブログです。

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優れた役者というのは、
できるだけ素の自分の姿を見せない方がいいのではないかと思う。
もちろんテレビタレントとしての顔もあるので、
多くの役者さんは様々な番組に登場してそれなりに稼いでいる。
それはそれでしょうがないのだが…。

さて、今回は織田裕二について。
織田 裕二は、本当に優れた役者さんであると思う。

20才から仕事を始めて、現在40才。
ドラマ『東京ラブストーリー』で人気が沸騰し、
『振り返れば奴がいる』や
『お金がない!』『踊る大捜査線』シリーズなど多数出演して、
役者としての不動の地位を築いた。





それぞれの役に誠実に立ち向かい、
その役に入り込むことのできる人なのではないかとも思う。

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■映画

湘南爆走族(1987年、東映) 愛はクロスオーバー(1987年、東映クラシックフィルム)
将軍家光の乱心 激突(1989年、東映) 彼女が水着にきがえたら(1989年、東宝)
BEST GUY(1990年、東映)波の数だけ抱きしめて(1991年、東宝)
就職戦線異状なし(1991年、東宝)エンジェル 僕の歌は君の歌(1992年、東宝)
卒業旅行 ニホンから来ました(1993年、東宝)
きけ、わだつみの声 Last Friends(1995年、東映)
踊る大捜査線 THE MOVIE (1998年、東宝) ホワイトアウト(2000年、東宝)
T.R.Y.(2003年、東映)
踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003年、東宝)
県庁の星(2006年、東宝) 椿三十郎(2007年、東宝)


■ドラマ

東京ラブストーリー(1991年、フジテレビ) あの日の僕をさがして(1992年、TBS)
振り返れば奴がいる(1993年、フジテレビ)
東京ラブストーリー特別編(1993年、フジテレビ)
お金がない!(1994年、フジテレビ) 正義は勝つ(1995年、フジテレビ)
踊る大捜査線(1997年、フジテレビ、全11話)
ロケット・ボーイ(2001年、フジテレビ、全7話)
ラストクリスマス(2004年、フジテレビ) 冗談じゃない!(2007年、TBS)

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だからこそ、
織田裕二は、TBSの「世界陸上」の仕事はやらない方がいいのにと、
毎度毎度見るたびに思ってしまうのだ。
そう感じている人はきっと多いのではないだろうか。

どうもこの数年のTBSの企画力というのは、
なぜかしら硬化し、劣化しているように感じる。
今年のドラマにしても、かつて「ドラマのTBS」と言われたのもどこへやら、
フジ系列のドラマの企画演出力に圧倒的に敗れ去っている。

そんなTBSの制作スタッフが織田裕二を起用しているのは、
ひとえに視聴率のためだろうけど…、なんだかなぁである。
役柄を演じてはいない素の織田裕二という人間が、
テレビ画面を通して表現されてしまう。

これは怖いことだと思う。

視聴者は、画面に映し出された人物の表情、しゃべりを一瞬でも見聞きすると、
その人がいったいどんな人物であるかは、ほぼ正確に見抜いてしまうからだ。

例えば、
偽装問題噴出直後に、謝罪と弁解をしている社長の言い方と表情を観れば、
それがどれだけ信用できるものであるかどうかについては、
テレビを観た人たちは直感的に判断できてしまう。
それが視聴者の力であり、テレビの恐ろしさなんだと思う。 

素の織田裕二は、
単純に言うと残念ながら「空気の読めないタイプ」の人なのだと思う。

世界陸上で、何かしらのコメントを言うたびにハラハラさせられる。
レースを失敗してがっくり肩を落として戻ってくる為末選手に、
「あぁ、ため、ため、ため!」などと興奮しながら甲高い声で
しかも、わけの分からないセリフを叫んでいたりすることはしょっちゅうだった。

それに、なんといっても中井アナウンサーとかみ合わないこと甚だしい。
最初のころは良かったのかもしれないが、
回を重ねるごと、
この織田さんの行動パターンを知れば知るほど、
中井さんのフラストレーションは高まっているんだと思う。
毎回機転を利かせてスポーツ番組やバラエティを生き抜いてきた中井さんにとっては、
織田の空気の読めなさ具合いによって、
常に神経を逆なでされる状態が続いているのではないかとも思う。




いやはや、

良く言えば、
素直で熱くなりやすい不器用で真面目な人、それが織田裕二なのではないだろうか。
芸人で山本高広さんという方がいるが、
この人がやる織田さんのモノマネの基本ベースは「ハイテンション」だったりする。
確かに、変な所でのハイテンションがよく似ている…。

ある意味、わかりやすい性格なのだ。

そのせいか、
俳優の柳葉敏郎と不仲というか、
ようするに人間関係が相当悪いという話も有名だ。

「自分なりに室井を探りながら演じてきた。
なのに、主役の青島刑事を演じる織田君に『それ違うんじゃない』って言われてね。
それで『ぶっちん』きましてね。
だから、当時は顔も見たくなかったけど、いまは織田君に感謝ですよね」
これは、朝日新聞秋田版のコラムに載っていた柳葉さんのコメントだそうだ。

秋田版の朝日新聞に柳葉さんが語っている事実も泣かせるが、
ファンとしては、室井さんと青島君がいがみ合っているのもなんだかなぁではある。

ともあれ、
この織田さんの「それ違うんじゃない」発言は、
97年の「踊る大捜査線」2話目の撮影が終わった時あたりのことだったらしい。

「踊る大捜査線」の新作が、
ファンが望む割には作られて来ないのはこれが理由だと言う人もいるぐらいだ。

きっとストレートすぎるのだ。

非常に能力や実績もある素晴らしい人なのに、
会話していると、
何故か毎回イラっとさせられる人っているもんだと思う。



そう言えば、

12月1日から、『椿三十郎』が封切りになった。
森田監督の熱烈なラブコールに応え、時代劇にチャレンジすることになったという。
先日、このPRをかねて「スマステーション」のゲストとして織田さんが登場していた。 
香取君との二人の会話は、もちろん『椿三十郎』にまつわる話題が中心だった。
やっぱり空気を読めていない織田さんの発言を受け取りながら、
香取君が必死にフォローしていたのが印象的だった。

『椿三十郎』の現場について、
織田さんが「ストレスをまったく感じさせない現場。毎回こうならいいのに(笑)」
と語っていた。

これって森田監督が出演者やスタッフなど全員になんらかの指示を出して、
織田さんをやりやすくしていたのではないかと勘ぐってしまう。

コンサートなんかでも、福岡でやっているのに「ハロー、熊本!」と言ってみたり、

天然の要素もたぶんにあるいい人なんだろうと思う。

素直で、不器用で、
しかも、演技に対しては人一倍の探求心で自分を磨いてきた人なのだ。

ただ、演技に緻密な分、素の状態の織田さんは逆にスキがありすぎるのだろう。

初期の『踊る大捜査線』の撮影現場で、
いかりや長介が演技の仕方についてを織田裕二から学んで、
そのことを終生えらく感謝していたという。

なんだか、和久さんと青島刑事との立場が逆転しているみたいに思えるけれども、
いかりや長介のあの渋い間の取り方や目線の置き方など、
そのほとんどに織田裕二の密かな演技指導が入っているのだそうだ。

役者、織田裕二。
その名前だけで、
映画館に客を呼び込むことのできる数少ない日本の俳優のひとり。

今後もさらに活躍は期待される。

できれば、その姿はぜひスクリーンの中でこそ観たいと思う。

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コメント

はじめまして♪
とても読みやすくて、
面白くて、そして深い内容のブログですね!
織田さんの魅力がすごく伝わってきました。

他に記事も読んでいても
私の知らなかった事が多く、
驚きと発見の連続です。
素晴らしいですね!
また遊びに来ます。
2007/12/30(日) 06:32:50 | URL | りつ #MF8IyTP2[ 編集]

とてもおもしろいです。僕は、先日の松嶋菜々子
の記事の内容を、まったく知りませんでした。
と、You Tubeで観ましたが、大女優も最初は、
あんなことするのか、と、驚きました。

織田裕二さんのことも、よく知りませんが、役者っ
て、大変ですね…演技の幅を広げることもそうです
が、記事にリアリティがあって、また遊びに来ます
2007/12/30(日) 08:58:43 | URL | hideo-nozaki #-[ 編集]
するどい
はじめまして。
「鼻毛日記」をやっているたくたくろと申します。

なかなかするどい観察力ですね。
私も役者織田祐二は好きですが、やはり世界陸上はちょっと・・・。

柳葉とそんなことがあったとは知りませんでした。

私のブログにも遊びに来てください。
2007/12/30(日) 16:57:33 | URL | たくたくろ #-[ 編集]
<素の織田裕二にはスキがありすぎる>
ウウム…このような文章を書ける人がわが「レプサス」にもいるといいのですがね。
詩書きというのは、つまらないことをだらだら書いて悦に入っているのが多いようで、<筆力>なんていうのもおこがましく…となげいている編集人です。
2007/12/31(月) 10:25:30 | URL | 七里 #Xu8tznmc[ 編集]
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