舞台の効果音

演劇、ドラマ、映画、効果音、音効、サントラ、サウンドトラック、 プレゼン、劇、学校祭、音楽、BGM、SE、音、曲、学芸会、学園祭、発表会など ドラマについてや場面に応じた音楽などの話題を中心としたブログです。

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新年明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。





さぁ、新しい年2008年になっちゃいましたね。

今回の最初のテーマは「紅白歌合戦」

毎年、なんとなくは観てしまうNHKの紅白…。
世間では、紅白歌合戦への批判の声は相変わらず厳しいものがある。
ここ数年の聴率低下は深刻で、
かつては50%以上はあたりまえだった状態が、
2004年にはじめて40%をきってしまってからは、
もう30%台にまで落ち込んできている。

また、元プロデューサーの制作費着服事件も重なり、
NHKは2005年では、司会者にみのもんたを起用したけれども、
視聴率は微増程度であった。
それに、2006年のDJ OZMAの勇み足みたいなこともあったし…。
そんなこんなで制作サイドとしては、精神的にもかなり追い込まれているのだ思う。

NHKなんだから、
そんなに視聴率にこだわらなくてもと思うものの、
当事者は逆にそうも言っていられないらしい。

NHKの三溝敬志プロデューサーは、今回の紅白について
「日本一、権威ある歌番組として愛されるようにしたい」
「視聴率を取るため何かをするのはやめる。
30代後半から50代までの大人がじっくり聴ける紅白、格調高い紅白にしたい」
と事前から強く語っていた。

「今年の紅白は「歌の力、歌の絆」をテーマにマンネリ打破を目指す」
という謳い文句。
歌手の選考にしたって大変だ。
エンターテインメント番組部部長によると
紅白選考基準として
(1)今年の活躍
(2)世論の支持
(3)番組の企画・演出との合致、
の3点があるのだそうだ。

しかしねぇ、
矢沢永吉、竹内まりあ、チューリップ、宇多田ヒカル、B’zにオファーしても、

相変わらず全部あっさりと断られており、
目玉不足のまま、紅組29組、白組27組というなんだか変則的な組み合わせが出現した。

紅組の司会中居正広は、
4回目の紅白司会であり、もう若くして貫禄充分だった。
湘南のやんちゃなお兄ちゃんが成長したものだ。

そして、白組司会の笑福亭鶴瓶は、初の司会。
ポロリするんじゃないとか、失言はダメなど、
事前から各方面から釘をさされながらも、結果的には意外といい司会ぶりだった。

それにしても7:20から11:45まで、
ノンストップで行われる生番組の紅白という舞台を運営する側のストレスは
想像を絶するものがあるにちがいない。

56組プラスαの曲をどう選定して、いかに演出するか?
考えるだけで、空恐ろしい。



音楽事務所だって、
紅白の出場いかんによってCDの売り上げやその後の営業に大幅な影響がでるし、
必死に制作サイドに食いついてくるのだろう。

ただ、 CD売り上げを重視した選考になると、
演歌勢が不利となり高年層の視聴率を逃してしまう。
芸能事務所に一定の出場枠をもうけて調整を行っているらしい。
北島音楽事務所やジャニーズ事務所ですら基本的に2枠程度なのだそうだ。

しかも、2007年の「日本の話題」をこの生番組に集約しなければならない。
これは、かなり無茶なことなのだとは思うけれども、
毎年よくがんばっているなぁという感じである。

審査員にしても、
とにかく話題性のある人間を集め来なければならないというめんどくささがそこにある。
スポーツ、映画、文学、芸術、科学、芸能のてんこ盛りになってしまう。

審査委員席は、基本的には「日本の10大ニュース席」なのだろう。
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新垣結衣(女優)ドラマやCMで大人気のアイドル『恋空』

青木功(プロゴルファー)日本シニアオープンで優勝

上田桃子(プロゴルファー)史上最年少の賞金女王

岡島秀樹(メジャーリーガー)レッドソックスで世界一

坂東真理子(昭和女子大学学長)著書『女性の品格』

陣内智則(タレント)今年藤原紀香と結婚

藤原紀香(女優・タレント)今年陣内智則と結婚

中村勘三郎(歌舞伎俳優)7月にニューヨークで公演

宮崎あおい(女優)来年の大河ドラマ『篤姫』で主演、番宣

茂木健一郎(脳科学者)『プロフェッショナル』で司会

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いやはや、大変である。



さらに、以下、今回の出場順をご覧いただきたい。
(大晦日の紅白を思い出しながら)

ちなみに、
右側の「×、△、○、◎、●」のマークは、
歌手たちの持ち時間をあらわしている。

「×2分、△3分、○4分、◎5分、●6分」
歌手たちに与えられたこの持ち時間が、
NHKの彼らに対する評価なのでしょう。
さらに右の★のマークは前年度で40%以上の視聴率を取ることができた歌手です。

このマークだけを見てもNHKサイドの意図が透けて見えるので面白い。
ようするに○4分は、一人前に認められている歌手、
◎5分は、視聴率のとれる人たち、
●6分は、スペシャル。
今回は、ドリカムとスマップの2組だった。(昨年の視聴率のベスト1または2位の人たち)
ちなみ3分以下の持ち時間は、若手かきわもの扱いってなことだろう。




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1(7:23)ハロー!プロジェクト10周年記念紅白スペシャル隊     ○
モーニング娘 Berryz工房 ℃-ute
 「Special LOVE Mix~幸せの平成20周年 Ver.~」
2(7:27)美川憲一  「さそり座の女2007」       ○ ★
3(7:31)鳥羽一郎 「兄弟船」
4 (7:34)川中美幸  「金沢の雨」         ○ ★
5(7:38)w-inds.   「Beautiful Life」       ○
6 (7:42)中村美律子 「だんじり」         △
7(7:45)北山たけし 「男鹿半島」         △
8(7:48)長山洋子  「じょんから女節」        △
9(7:51)EXILE  「Lovers Again~紅白バージョン~」     ○
10 (7:55)mihimaru GT「俄然Yeah!」       △
11(7:58)WaT  「WaT紅白セレクション」         ○
12(8:02)アンジェラ・アキ「サクラ色」         ○
13(8:06)布施明  「君は薔薇より美しい」        △
14 (8:09)香西かおり「無言坂」         △
15(8:12)前川清  「そして神戸」         △
16 (8:15)水森かおり 「ひとり薩摩路」         △

企画物:「おしりかじり虫」

17(8:24)AKB48    「会いたかった」         ×
18(8:26)リア・ディゾン 「恋しよう♪」          ×
19(8:28)中川翔子   「空色デイズ」         ×
20 (8:30)米米CLUB  「愛君浪漫」         ○
21(8:34)絢香     「Peace loving people 」             ○
22 (8:38)ポルノグラフィティ 「リンク」          ○
23(8:42)スキマスイッチ「奏(かなで)」         ○
24 (8:46)伍代夏子   「舟」          △
25(8:49)すぎもとまさと「吾亦紅(われもこう)」        △
26 (8:52)あみん    「待つわ'07」        ○
27(8:56)寺尾聰    「ルビーの指環」         ○
28 (9:00)平原綾香    「Jupiter」       ○
29 (9:04)BoA     「BoA ウィンター・バラード・スペシャル」    ○
30 (9:08)馬場俊英   「スタートライン~新しい風」       △
31(9:11)さだまさし   「Birthday」        ○
32 (9:15)坂本冬美   「夜桜お七~大晦日スペシャル~」    ○

企画物:ZARDメモリアル「揺れる想い」「負けないで」「グロリアスマインド」






第2部(9:30~11:45)

1(9:30)小林幸子    「恋桜」     ○  ★
2 (9:34)Gackt「RETURNER~闇の終焉~消え逝く武士への鎮魂歌~」◎
3(9:39)大塚愛    「CHU-LIP」            ◎
4(9:44)TOKIO     「青春 SEISYuN」          ◎
5(9:49)槇原敬之    「Green Days」        ◎
6 (9:54)浜崎あゆみ    「Together When…」       ◎
7(9:59)氷川きよし    「きよしのソーラン節」          ◎
8(10:04)aiko       「シアワセ」           ◎
9(10:09)倖田來未     「愛のうた」         ◎ ★
10(10:14)徳永英明    「恋におちて -Fall in Love-」     ◎
11(10:19)中村中     「友達の詩」           ◎
12(10:24)平井堅      「哀歌(エレジー)」          ◎

企画物:小椋佳 × 美空ひばり 「愛燦燦」

13(10:38)北島三郎    「帰ろかな」         ◎ ★
14 (10:43)天童よしみ   「珍島物語~絆~」        ◎ ★
15(10:48)コブクロ    「蕾」            ◎ ★
16(10:53)中島美嘉    「LIFE」         ◎
17(10:58)一青窈     「ハナミズキ」          ◎
18 (11:03)秋川雅史    「千の風になって」        ◎
19(11:08)DREAMS COME TRUE「わたしたちの未来予想図」      ● ★
20 (11:14)SMAP      「弾丸ファイター 紅白SP」         ● ★
21(11:20)和田アキ子   「あの鐘を鳴らすのはあなた」       ○
22 (11:24)森進一     「北の螢」          ○
23(11:28)石川さゆり    「津軽海峡冬景色」        ○
24 (11:32)五木ひろし    「契り」           ◎ ★

企画物:全員合唱「世界に一つだけの花」


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第1部と第2部の扱いが全然違うことが数字でもわかる。
ついでにこれが列車の時刻表以上に、過密な分刻み秒刻みのスケジュールとなっている。

これって、照明担当者や舞台係(セット、大道具担当)にしてみたら
地獄のような進行表なのではないだろうか。
裏方として関わっていたら、きっと吐きそうになるにちがいない。

渋谷のNHKホールの照明機材にしても、
基本的にはコンピュータ制御になっているであろうが、
サイドスポット、ピンスポ、ホリゾントなどなど電飾系の細かい部分は
結局、一種神業に近い職人芸を持つ人の力が要求されるのだと思う。

きっとそういうタイプの人がいるのだ、裏方に。

センターに置いたピラミッド型の階段状のセット、
このモチーフをどれだけ使い回せるか?
曲に応じて、ステージの印象が全部違うように感じさせるには?
ステージ上にかくされてある吊り物に必要なバトンは全部使い切っているだろうし、
どうすれば効果的か?
今回もやたら使用した紙吹雪の処理を自然にするには?などなど

こういうことを考えながら観ると実に楽しく鑑賞できる。

また、この流れを見るだけで、
「視聴率にはこだわらない」と言っていた三溝プロデューサーが、
どれだけ数字をほしがっているのかがよく分かる。

美川憲一と小林幸子を対決形式にしないで分離し、
第1部と第2部の頭にもってくることによって、
視聴率もスタートから稼げるし、セットの準備と処理も効率的になっているのがいい。
特に小林幸子の「桜の万華鏡」をイメージした豪華衣装
(過去28回の紅白衣装で最大)は高さ8メートル、幅15メートル、
重量は2トンにもなるそうだが、これもGacktを別会場で演奏させることで、
なんとか処理する時間も捻出できていた。

とにかく、「素早く準備して、素早く撤去する」ということを
どう効率的にできるかという工夫に満ちた進行表なのだと思う。

また、歌手の配列にもいろんな公表されていない配慮が感じられて面白い。
TOKIOと浜崎あゆみの間に、
槇原敬之をあえて紅白順を崩してまでいれていることが意味ありげだし、

性同一性障害の中村中の「友達の詩」と
ホモ疑惑の平井堅の「哀歌(エレジー)」が並んでいるのもいい。

そのそれぞれの中に、以下の話題も含めて進行するのだから、
取り組み段階からリハそして、本番へ至るまで、
その舞台裏は罵声と怒声を浴びせ合いながら進んできているのだと思う。




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坂本冬美の「夜桜お七~大晦日スペシャル~」で天才女形、早乙女太一

平原綾香の場面では、

新潟県長岡市の旧山古志村役場前から、俳優の船越英一郎の中継。

東京タワーでの薬師丸ひろ子

「第49回日本レコード大賞」をとった「コブクロ」の「蕾(つぼみ)」

直前に倖田來未との交際報道された中居への笑福亭鶴瓶のつっこみ
(軽くかわされたけど)

IKKOらの「桃組」(これはひどかった)

ZARDの追悼企画

美空ひばりと小椋佳

阿久悠を追悼する4曲

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心配された白組司会の笑福亭鶴瓶の激しい“脱線ポロリ”もなく。
せいぜい「弾丸ファイター」を思わず?「こうがんファイター」と言ったことと、
楽屋に突入して「クール・ファイブ」の宮本悦朗の頭にまたがるぐらいで終わった。

いやはや…。

日本人が「歌」を並べて楽しんだ最初の例は、
古今和歌集なのではないかと思う。

中高生なんかが見てもなんの面白みもないものだが。
知恵のある大人が読めばこれは非常に面白いものになる。
古今和歌集は、一首一首の和歌を載せただけの歌集ではない。
あれは、歌の配列の意味を読み解きながら読むものなのだ。

春ならば、
雪解けから始まって、芽を吹き、花が咲き、桜が散っていく経過など
時間に応じて、和歌のテーマが
美しくヴィジュアルに訴えかけるように変化していくのを楽しむと
相当美しい美意識で並べてあるのが分かる。

夏であれば七夕の歌が密集している箇所があるが、
あれは男と女が出会って、愛を確かめ合い、また別れていくというタッチの
恋愛小説風に配置されているもので、
実に興味深い。
紀貫之のセンスが光るというわけだ。

紅白歌合戦もいわば、一種の古今和歌集ではある。
芸能関係者などの思惑もからんで複雑な背景もあるが、
その「歌の配列意識」は今も昔も変わらないのではないだろうか。

文化的にみても、やっぱり日本人的な番組なのだ。

他局である民放の企画もいまいちだったので、
もしかすると、視聴率もちょっとアップしたのかもしれない。


1月2日のニュースによると、今回の紅白の平均視聴率は、
2004年に続いてワースト2位という悲惨な結果に終わった。
残念!努力した関係者のことを思うと胸が痛む。
やっぱりもう歌合戦という時代ではないのかなぁ。

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コメント
あけまして
あけましておめでとうございms
ことしもよろしくです。
さすが芸能通、紅白の司会できるかもしれません。
それにしても、するどい観察眼。そして、すばらしい文章。
参考にさせていただきます。
2008/01/01(火) 14:44:14 | URL | たくたくろ #-[ 編集]

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくいお願いします。
ぺこ <(_ _)>

紅白ですか~
年々、大変になっている気がしますね^^;
歌手の人数が昔と比べ物にならないくらい増えているのもあるでしょうが・・・
一年の総決算としては、なかなかつらいところですね。
2008/01/01(火) 20:10:42 | URL | 飲茶 #4SF8grPA[ 編集]

あけまして
 おめでとうございます。
本年もよろしくです。

なんやかんや言いながら、やっぱり毎年紅白を見てますね。
でも好きじゃない歌が続いたりすると、ちょっとその間に別の用事を済ませたり・・・(笑)
hinamiraiさんのように分析しながら見ることが出来れば、違った見方が出来て楽しいかも知れませんねえ。
今度、真似てみます。

2008/01/01(火) 21:51:22 | URL | ゆめごころ #-[ 編集]

あけまして、おめでとうございます。
今年も、よろしく!
2008/01/02(水) 10:06:00 | URL | akira #-[ 編集]

あけましておめでとうございます。
芸能情報には疎い私ですが、嫁さんが
大変に情報通なので、はなしが合うよう
こちらで勉強させてもらおうかな・・・
いやー、それにしてもえらい情報通ですねー
びっくりです。
2008/01/02(水) 13:16:55 | URL | zin #-[ 編集]
読み応えありました
 紅白、チラ見でしたけどやっぱり気になりますね…。参考になりました。
2008/01/02(水) 20:58:56 | URL | バスタンテ #-[ 編集]

こんばんは、永岡ともよしです。
先日は私の勝手なお願いを受け入れてくださり
心から感謝しております。
「良い意味で規格外」と表現しましたが
偽りや誇張のない私の感想です。
今後とも素晴らしい記事を拝読出来ますよう
どうぞご自愛ください。
2008/01/08(火) 19:07:25 | URL | 永岡ともよし #-[ 編集]
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