舞台の効果音

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映画「L チェンジ・ザ・ワールド」が9日から公開されている。
もちろんこれは「デスノート」に出てくる天才探偵Lを主人公にしたスピンオフ映画。
松山ケンイチ君主演、中田秀夫監督による作品だ。
見どころは、「Lが変わっていく」ことなんだそうだ。



この公開にあわせて、
先日、テレビの方でも「デスノート」の2作が放送されていたので、
再び懐かしく観た人も多いのではないかと思う

■「デスノート」スタート段階でのあらすじ
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高校生の夜神月は、ある日奇妙な黒いノートを拾う。
それは死神・リュークが落とした、
人間の名前を書き込むと書かれた人間が死ぬデスノートだった。
犯罪者が存在しない理想の新世界を作るため、
月は世界中の犯罪者名を次々とノートに書き込んで葬っていく。
やがて犯罪者を葬る者の存在に気付いた大衆は殺し屋(=Killer) の意味から
「キラ 」と呼び始め、キラを「神」と崇拝する者まで現れた。
一方、キラの存在を察したICPO(インターポール)は、
手がけた事件を必ず解決に導く、
全世界の警察を意のままに動かせる唯一の存在である、
謎の探偵Lにキラ事件の調査を依頼。
キラを悪と見なすLは綿密な方法で、
キラが日本の関東地区にいることを証明し、
日本に捜査本部を設け、キラに挑む。

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映画「L」では、本編でキラ事件を解決するために「究極の選択」をしたLが、
残された23日間という“最期の時間”に何が起きたのか、
描かれなかった謎が解き明かされるという。

それにしても、この「デスノート」の設定をこれまでよく維持してきたと思う。
嘘に嘘を重ねたあげくに、その嘘をもっともらしいものにする技術に長けている。
「名前を書かれたものは死んでしまう」という死神のノート「デスノート」の設定と、
それを取り巻く人物による事件、
デスノート自体のルールなどなど、
マンガでありフィクションだから…とはいっても、
もっともらしいリアルな感じを演出するには、かなりの力業が必要だ。
そうい点で、原作者の大場つぐみさんは異常な力量の持ち主だと言っていい。
さて、
この大場つぐみさんについてだが、
本人そのもの自体がナゾのベールにつつまれていて、本当は誰だか分かっていない。

本当に誰なんだろう?

全くの新人というふれこみだが、そんなことは絶対にないと思う。
超ベテラン作家という説もあるし、
マンガ家の「ガモウひろし」だというまことしやかな声もある。
ネットなどでも、諸説紛々である。



誰も答えを教えてくれないので、
自分なりに想像すると、
これまでのマンガと映画での表現のされ方からみて、
原作者「大場つぐみ」というのは、
実は複数の人間のことをさすのではないかと思う。


それも、「ある程度の年配でドラマの構成力がある人間」と
素材のアイディアを出す人間」が、確実に存在しているように思う。

なぜなら、たとえば、
デスノートの設定に類似したものとして、
よく言われるのが水木しげるの「不思議な手帖」であるのは有名だが、
そんなもの、新人作家なんかはその生育歴において手にする機会もまずないだろう。
また、このマンガや映画でのFBIや警察組織の描き方が実は古い。
さらに、「L」の設定がそもそも「世界的な名探偵」だというのも、
いやはやで、原作者が1960年代~1970年代ぐらいの時にティーンエイジで、
創元推理文庫なんかを読み耽っていたんではないかというような
名残りが感じられてしょうがない。
「デスノート」の世界観で、今どき「名探偵」という設定はないでしょ。
ある程度の年寄り?というかベテランの考えそうな基本ベースが、物語の根底にある。
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しかし、それに反して夜神月やLの言動や
彼らを取り巻く環境や現象に対しての描き方の感覚はやたらと若々しく新鮮だ。
今の匂いが濃厚にある。
とても同一人物が併せ持つ感性ではないのではないだろうか。



『DEATH NOTE 13 How to read 真相』などによると、
漫画家の小畑さんは、
常にネームの4~5話先までしか知らされていなかったという。
思うに、複数でストーリーを作る時には、
なかなか先の見通しがつかない場合が多い。
ようするに、大場つぐみが小出しに渡していたのではなく、
それぐらいのペースでしかストーリーを生み出すことができないという
複数作業にはありがちの現象がおきていたはずだ。
「デスノート」の売りは、
主人公夜神月=キラと天才「L」との熾烈な頭脳戦であり、
その頭脳戦のありようが「今」のゲーム感覚に近いものがある。
その表現ができたのは、
きっと若い無名のスタッフ(少年ジャンプ系統の若手の売れない漫画家たち)が
どんどんアイディアを出していたからに違いない。
「大場つぐみ」という名前が、「大×(バツ)組」という
少年ジャンプのマンガ連載没候補としての
ダジャレにも読み取れるのは、もしかしてそのせいかもしれない。
(前述のガモウさんだって、絵は下手だし、長年やっていても×候補だったろうし…)

したがって、若手の様々な考えをまとめるベテラン作家にしても、
やや消化不良ぎみで物語を構成し直していたのではないかと思われる。
だから、漫画でも映画でも、思わせぶりで意味不明な部分が存在しているのは、
物語をコントロールしきれなかったために、
そのアイディアの切れ端や残骸が残ってしまっているからだ。

さらに、
この大場先生が言うには、
『DEATH NOTE』で表現したかったテーマはないのだそうだ。
これも、若手のアイディア重視による物語展開をしたがために、
物語を貫いて訴えるテーマなどはもともとできなかったと言うべきなのだろう。
また、ここで描かれている「死」は、テレビゲーム感覚の死に思える。
養老孟司ではないけれど、死のむごたらしさや汚さ、
そして匂いというものがまったく欠落している。
まさに、現代の若者が描きそうな「死」なのである。

なんてなわけで、原作者「大場つぐみ」は、実は一種のグループ名であり、
それがために世間に顔を出すこともできないのではないかとかってに推測している。
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さて、今回の映画「L チェンジ・ザ・ワールド」について。
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本編でキラ事件を解決するために「究極の選択」をしたLが、
残された23日間という“最期の時間”に何が起きたのか、
描かれなかった謎が解き明かされる。

物語は、キラとの戦いの最終局面を迎えていたころ、タイの小さな村が消滅する。
Lは残された時間で未解決事件を次々と片づけていたが、
村の生き残りの少年BOYと、父が非業の死を遂げた少女真希と出会い、
村消滅の裏に人間の作り出した“死神”を巡る大きな事件があることを知る。
Lは、二人を守りながら、不得意分野の「体を張った」戦いに臨む。

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「L」というマンガのキャラクターは、実に魅力的である。
松山ケンイチ君演じる「L」は特に、その今の若者の濃厚な一面を感じさせられる。
病的で、負けず嫌いな子供じみた性格。
些細な勝負でも負けを嫌い、あらゆる手段を使っても真実を追求する。
外には出ず、ひたすらモニターを眺めつつ、
甘い物をずーっと食べ続けながら思索している。
どんな状況下でも膝を抱えて座り、
その不健康な蒼ざめた表情で上目遣いで物を見る…。
実に、今の若い世代のニートっぽい男の代表例みたいな感じなわけだ。
(年配の人間っていうのは、こういうタイプは上手く描けないと思う)

その「L」を松山ケンイチ君は上手に演じている。
素の松山君と「L」での表情が非常に落差があって素晴らしい。

金子監督からバトンタッチして、常にタオルを頭に巻いてがんばっている中田監督も、
この松山ケンイチ君の「L」に対しては、
長い手足をもてあましているかのような彼の存在感に、凄みさえ感じた。
変幻自在な展開で、夢魔的魅力を持ったLをお見せします
。」と語っている。

今回の映画では、「L」はモニターの前だけでなく外に出て事件解決に向かう。
苦手な子ども(BOY)の相手をしたり、
変な体勢で走ったり、
自転車を漕いだりと…、「デスノート」前2作より、「L」が濃くなっている。



「『デスノート』ではスマートな面しか見せなかったLが、
今回は翻弄され、違った一面を見せる。
恥ずかしくもあるが、多くのメッセージが込められた作品。
悪に絶望して『自分が立ち上がらなきゃ』という夜神月たちに対し、
Lは社会の外で生きてきた傍観者。
社会から何かもらってるはずなのに『おれは関係ねえ』と言うのは“悪”だと思う。
だけどワタリを亡くして“死”の重みを感じたLは、
外へ出て人とかかわって人間性を取り戻し、社会に希望を持った
」と
松山ケンイチは「L」の変化について語っていた。

きっと、それなりに面白いのではないかと思う。
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■ キャスト一覧
L:松山ケンイチ     久條希実子:工藤夕貴   二階堂真希:福田麻由子
駿河秀明:南原清隆  松戸浩一:平泉 成   BOY(ボーイ):福田響志
的場大介:高嶋政伸  小西朝夫:正名僕蔵   吉沢保:金井勇太
三沢初音:佐藤めぐみ  加賀見シン:石橋蓮司 F(エフ):波岡一喜
二階堂公彦:鶴見辰吾 ワタリ:藤村俊二 南空ナオミ:瀬戸朝香
FBI捜査官レイ:細川茂樹  佐々木:田中要次 リューク:中村獅童
弥海砂:戸田恵梨香    夜神月:藤原竜也

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