舞台の効果音

演劇、ドラマ、映画、効果音、音効、サントラ、サウンドトラック、 プレゼン、劇、学校祭、音楽、BGM、SE、音、曲、学芸会、学園祭、発表会など ドラマについてや場面に応じた音楽などの話題を中心としたブログです。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スキヤキ編1

「ロス:タイム:ライフ」の第3節「スキヤキ編」を観た。
とりあえず、6ブロックのピース分けをしてみますか。
ちなみに6ブロックというのは、
ちょうどコマーシャルを入れることがやりやすい定番の分け方だ。

さて、鈴井監督はどう戦ったか?
-------------------------------------------------------------------
①主人公の紹介と、主人公を取り巻く状況の説明部分。
※この段階で、すでにロスタイムの使い方の布石をしなくてはならない。
主人公の生きる目的・理想、もしくは、負の部分、負い目、罪など


井原淑子(友近)は節約術が特技の専業主婦。その日は朝から、
長女・理香(田島ゆみか)と長男・健一(永嶋柊吾)から「けち」呼ばわりされた。
家事の途中でふとスーパーのチラシが目につく。牛肉のタイムサービスの告知だ。

②主人公が、事件・事故もしくは病気によって死にかける場面
※なるべく主人公が無念な感じになるような死の設定がほしい。


豚肉ではない本物のスキヤキを家族に食べさせようと思い立った淑子は、
夫・利彦(松澤一之)にも今夜は直帰するようメールして、スーパーへ自転車を飛ばす。
近所の主婦達とのデッドヒートを裏道へと抜け出した淑子は、
理香がほしがっていた振袖の展示即売会のポスターに目を奪われ、階段から転落!!

スキヤキ編3

③主人公がロスタイムを知らされて、とまどいながらも動きだす場面。
※主審と副審と掲示係が、なだれ込んでくる。残されたロスタイムの表示。


階段から転落!!・・・というその直前に世界がスローモーションとなり、
サッカーの審判団が現れ、淑子に2時間29分というロスタイムを提示した。
淑子は、自分がまもなく死ぬということは理解したものの、
再び牛肉を買うためにスーパーへ急いだ。
タイムサービス開始にギリギリ間に合った淑子は、
主婦達の激しいせめぎ合いの列に割り込む。

④自分のロスタイムの目的を果たそうと悪戦苦闘する部分。
※自分のために、ロスタイムを使うか。
※自分以外の人間のために、ロスタイムを使うか。
どちらにせよ、①での主人公の紹介部分の布石が効果的になるように。


しかし、突き飛ばされて腰を打ったあげく、
肝心の特売の肉も手に入れられずに最後の1パックを目の前で持っていかれてしまう。
座り込んで途方に暮れていた淑子だが、
立ち上がると精肉コーナーに進み寄り
特売になっていない特上牛肉を大量に買い込んでしまう。

⑤ロスタイムを使い切る段階での、主人公の変化または何らかの悟りを手にする。
※あがきながら、もがきながら、自分のロスタイムを消費しようとする中で、
何らかの真実や真理、または新しい状況に気がつくところがいい。


帰宅後、少なくなっていくロスタイムに泣きそうになる淑子だが、
そんなことを知らない家族は下着やハンコのある場所がわからないと訴えたり、
頼んだ買い物を忘れてきたりと淑子を頼ってばかりだ。今後の生活に不安を募らせ、
家族に言葉をかけていく淑子。
やがてスキヤキが完成。いざ食べようとする淑子に
主審からロスタイム終了間近の知らせが。
審判団を振り切ってかろうじて牛肉を一口食べた淑子は
事故現場に戻ると慌ててメールを送った。
その時、ロスタイム終了のホイッスルが鳴る。

⑥エピローグ
同じ頃、メールを受け取った理香が
ぬかどこを探すと淑子がへそくりを溜め込んでいた通帳が出てきた。
そして、洗面所には淑子が書いた「ありがとう」の文字が残されていて…。
-------------------------------------------------------------------
スキヤキ編2

1時間の中で、人生のロスタイムという、
設定上の枠組みというか、縛りを利用しながら、
1話完結型のドラマを撮るというのもやっぱり大変なことなのだと思う。
今回の主演は友近さんであり、演出は北海道で活躍している鈴井貴之さんだった。

鈴井監督のものの描き方というのは、
「水曜どうでしょう」などでのミスターの言動とは違って、
かなり丁寧だし、なるべくかっちりと決めようとする傾向がある。

冒頭の白黒によるドラマのガイダンス的な表現や、
最初から「ぬかどこ」を見せていたり、
バックに流しているのが「上を向いて歩こう(スキヤキ)」(どうかと思うが)だったり、
ありがちな節約術の紹介部分、
マーケットなどでのサッカーのパロディー的解説、
鏡に書いたリップスティックでありがとうの文字と
井原さんの死の瞬間のリップスティックの使い方、
ぬかどこの貯金通帳(ありふれているとは思うが)、
などなど、かなりがんばって考えた小ネタが満載だった。

また、このドラマの中には今回も5回ほどCMが入れられていたが、
CMからCMにいたる物語の展開がよく計算されていて、
視聴者がCM後も観たいを思わせるような作りを意図的にしていた。
ただ、視聴者というのは贅沢なもので、
作り手側の苦労や努力を踏み越えて、勝手な注文もしたくなる。
今回なら、脚本の展開に意外性がまったくなかったのが残念ですね。
その展開の意外性がないために、
「友近」という役者の魅力が十分には引き出されないということも起きてしまった。

でも、
とにかく、鈴井監督は与えられた枠の中で、よくがんばったのではないかと思う。
やっぱりね、フジの土曜深夜のチャレンジ枠に参加するからには、
地方出身者としてもなんらかの実力のあるところを示さないとならないし、
あんまり冒険はできないのが辛いところなのかもしれない。

さぁ、次回は第4節「看護師編」、上野樹里さん主演だ。
ロスタイムライフ看護師1

■とりあえず予告されているあらすじ
-------------------------------------------------------------------
看護師の松永由紀子(上野樹里)は、
結婚まで考えていた恋人荻野政一(設楽統)に婚約者がいることを知って絶望し、
勤務先の病院の屋上から飛び降りた。
ところが落下していく途中で審判団が現れ、
由紀子のロスタイムが始まる。
しかしサッカーのルールもよくわからず、
生きる気力もない由紀子は、
審判団を振り切って再び屋上に戻ってしまう。
するとそこには今まさに飛び降りようとしている男尾元勇蔵(温水洋一)がいて…。
何の因果かロスタイムを初対面の尾元と過ごすことになった由紀子。
まずは部屋の大掃除をして、元カレにもらったプレゼントは質屋へ、
その代金で高級寿司店へ行く。
美味しい食事をしながら尾元と話すうち、
"死んだこと"を少しずつ後悔しはじめる由紀子。
由紀子は「最後のお願い」と尾元を連れ出し、あるところへ向かった。

-------------------------------------------------------------------
ロスタイムライフ看護師3

この予告から、物語の展開をどれだけ予想できるか?
頭の体操の時間ですね。
ポイントは…。
①恋人に裏切られたための自殺という設定。
②松永由紀子(上野樹里)は、サッカーのルールも知らないので、
 ロスタイム自体を無視 した行動を繰り返すということ。
③まったくロスタイムを有効に使うことをしないということ。
④だめだめな尾元勇蔵(温水洋一)との会話からうまれるもの。
⑤「最後のお願い」と「あるところ」とは、何か?
ロスタイムライフ看護師4

質屋の場面で、結婚まで考えていた恋人荻野政一(設楽統)が
プレゼントしてくれた物の数々も、
きっと本物もあれば、
そのお付き合いの後半にもらった物はイミテーションだったり、
超安物だったりもするだろうから、
主人公としては悔しくてたまらなくなるだろうし…。
ダメダメ男の尾元勇蔵(温水洋一)なんかの情けない話を聞いていると、
よっぽど、自分の方が幸せであることも分かるので生きる動機づけにもなる。
しかも、
恋人に裏切られたわけですから、これは「復讐」しないといけません!?
「復讐」の手口も何か気の利いたことであれば、楽しいですね。
「復讐」なんてな気持ちを持つと、今度は自分が死ぬのもバカらしくなるわけで、
彼のもとで、何らかの仕返しをした後、松永由紀子(上野樹里)はロスタイムのルールを無視して、死に場所に行かないかもしれない。
「ロス:タイム:ライフ」初の主人公が生き返ってしまうというか、
死なない話になってしまう
なんだかそんな感じがします。
主人公がのだめのイメージをどうしても引きずる上野樹里なので、
強烈なハッピーエンドの形態の方が似合うのではないだろうか?

またそんなこんなで、物語の展開を想像しながら、土曜日を待ちましょうか?


スポンサーサイト
コメント

自分も上野樹里さんのファンなので、
hinamirai さんの推理にわくわくしました。

触発されて、テレビとは離れた設定を大幅に
入れて、妄想小説書いてみましたよ。
ご笑覧いただけたら幸いです。
2008/02/21(木) 01:46:17 | URL | 銀河系一朗 #YS3Z5NF6[ 編集]
コメントする
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
http://butainoneiro.blog117.fc2.com/tb.php/95-bbe666f6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。