舞台の効果音

演劇、ドラマ、映画、効果音、音効、サントラ、サウンドトラック、 プレゼン、劇、学校祭、音楽、BGM、SE、音、曲、学芸会、学園祭、発表会など ドラマについてや場面に応じた音楽などの話題を中心としたブログです。

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「夢をかなえるゾウ」(水野敬也 著、飛鳥新社)を読んだ。
装幀はいまいちなんだけれども…、
とりあえず、出だしはこんな感じで話は始まる。
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「自分、そんなことやから、『夢』を現実にでけへんのやで」
突然、
僕の前に、「ガネーシャ」という自称神様があらわれた。
インドで買った置物みたいな姿をして、
どういうわけか関西弁で話しかけてくる。

「自分みたいに、
いっつもぐだぐだしてて自分で決めたことも実行でけへんしょうもないヤツでも、
できる感じにケアしたるから、その辺はワシにまかせてとき」
そんな、やたらとあやしげな“神様”と、
成功契約を結んでしまった僕。

いつもどんなことをやっても三日坊主で終わってしまっていた僕。
でも、変わりたいと思う。
いつしか「変わりたい」という思いは、
「どうせ変われない」という思いとワンセットでやってくるようになっていた。

「自分な」
「はい。なんでしょう?」
「今まで、自分なりに考えて生きてきて、それで結果出せへんから、
こういう状況になってるんとちゃうの?」
「そ、それは…」
「ほなら逆にききたいやけど、自分のやり方であかんのやったら、
人の言うこと素直に聞いて実行する以外に、何か方法あんの?」
うぐぐ…。
「それでもやれへんていうのは、何なん?
プライド?
自分の考えが正しいに違いない、いうプライドなん?」

自分が出す簡単な課題さえこなしていけば、お前は確実に成功する
というガネーシャ。

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さて、
僕は自分を変えることができるのだろうか?

最近、
「成功マニュアル」的な著書があまた出版されている中で、この本は実に面白い。
著者は、水野敬也さん。
1976年生まれの32才。
かつて『ウケる技術』(共著)がベストセラーになっている。
慶応義塾大学経済学部卒。
高校時代に「高校生パチプロ」として誌上連載を持っており、
在学中に早稲田大学の友人と、新橋・新宿・渋谷の路上にて、
1分100円で人をホメちぎる「ホメ殺し屋」を始め
各メディアに取り上げられ話題となる。
解散後、ライターなどの活動を経て現在にいたるという。
けっこう妖しげな経歴の持ち主だ。
ただ、この人は才能がある。
『ウケる技術』でのお笑いの分析は、共著ではあるものの、なかなかいい。



今回の『夢をかなえるゾウ』でも、
夢を実現するための方法を笑わせながらわかりやすく、もっともらしく語っている。
もともと、ガネーシャ (गणेश, gaNeza)というのは、ヒンドゥー教の神様で、
サンスクリットで「群衆(ガナ)の主(イーシャ)」を意味するんだという。
見た目はちょっと変で、太鼓腹の人間の身体に、
片方の牙の折れた象の頭をもった神で、4本の腕をもつ。
障害を取り去り、また財産をもたらすと言われ、
商業の神・学問の神ということで、
今もインドでは信仰の対象となっている。

そういえば、ニューデリーの街なんかを散歩していると、
いたるところの露天で、インドのおばちゃんたちが、
ガネーシャをプリントした布なんかを売っていたのを思い出す。

まっ、それはともかく。
『夢をかなえるゾウ』などに書かれてあることは、
さまざまな著書の受け売りを自分流に解釈し、
表現を変えて「ガネーシャの課題」といった形式で、
主人公にさせるというふうになっている。
ただ、その語り口がいい。
また、その各話の中におりこまれる著名人の成功の蘊蓄もそれなりに楽しめますよ。

後半で、ガネーシャと主人公が以下のような会話をするのですが、
これは、ちょっと個人的には身につまされるような会話でした。

ちょっと読んでいただきたい。
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「もし自分がかわれるとしたら、行動して、経験したときや。そん時だけやで」
「分かりました」
「ほんまに分かってるか?」
そしてガネーシャは僕の両目をのぞきこむように見て言った。
「じゃあ聞くけど」
「は、はい」
「今、この瞬間。今ワシの話を聞いているこの瞬間、自分は、なにしとる?」
「それは……」
僕は頭に浮かんだ回答を、素直に口に出した。
「あなたと話をしています。あなたの教えを聞いています」
するとガネーシャは「ちゃうな」と言って険しい表情をした。
「『座っとる』だけや」
「自分は今、『座っとる』だけや。この意味、分かるか?
確かに自分は何かを学んで、知識を吸収して、
成長しとる思てるかもしらんけど、本当はな、成長した気になっとるだけなんや。
ええか?
知識を頭に入れるだけでは人間は変われへん。
人間が変われるのは、『立って、何かをした時だけ』や」

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お見事ですね。
世の中の「Howto成功本」というのは、
著者が実際に成功して書いた場合と
その成功本で成功したいとたくらんでいる者によって書かれたものの、
2種類がある。
作者の水野敬也さんは、どちらかといえば後者なんだろうけれども、
非常に面白い個性の持ち主なんでしょう。

ここのところ、テレビドラマも映画も、
人生について振り返るようなタイプのストーリーがどういうわけか多いけれども、
たまにこのような本を読んで、
自分の考えを整理していみることも大事かもしれませんね。

『夢をかなえるゾウ』を期待しないで読んでくださるといいなぁと思います。
きっと、「期待しなかった分」だけ、知的な喜びを手にするかもしれません。

■ 内容紹介:「夢をかなえるゾウ」著者コメント
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「成功法則書を読んでも人が成功しないのはなぜか?」
世の中にはこんなに多くの成功法則書、ビジネス書があふれているのに、
成功者が増えたという話は聞いたことがありません。
なぜだろう? ずっと感じていた疑問でした。
そしてこの疑問に対する1つの解答を用意したのが本書です。

主人公は「人生を変えよう」として何かを始めるけど
全部三日坊主に終わってしまうサラリーマン。
しかし、ある日突然、彼の目の前にゾウの姿をした奇妙な生き物が現れます。
「ガネーシャ」という名を持つ、インドからやってきたこの神様は、
主人公の家にニートとして住みつき、ゲームをしては寝るだけ。
たぶん、史上最悪のメンター(師匠)でしょう。
しかし、ガネーシャはこう言います。
今から自分が出す簡単な課題さえこなしていけば、お前は確実に成功する――。
成功を願う普通のサラリーマンとぐうたら神様ガネーシャ。

この二人が
「成功するためにはどうしたらいいか?」
「そもそも成功とは?」
自己啓発書のメインテーマを、
従来とは少し違った形(具体的に言うと、慢才です)で深めていきます。
拙著『ウケる技術』や企画・脚本を担当したDVD『温厚な上司の怒らせ方』でも
意識した「笑えてタメになる」という形式を
さらに深めた本に仕上がったと思います。
ぜひ読んでみてください。

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コメント

はじめまして。
あし@からきました。
この手の話が大好きなサッカー小僧です。

そうなんです!
中々成功って出来ないんです。
ただ、何を基準に成功というのでしょう?
富や名声以外にも身の回りには成功を経験できる事がいっぱい転がっていると思います。
そして成功者のほとんどが同じ事を言います。
「成功するまでやり続けた・・」と。
成功ってどんな事があっても、まずはやり続けた結果なんですね。

また見させていただきます。
2008/02/20(水) 05:26:04 | URL | 小僧 #-[ 編集]

私もこの本読みました。(よければトラックバックさせてくださいね)

 成功のイメージって、自転車に乗るようなものだと…思います。乗れるまではなかなかわからないけれど一回覚えてしまえば今度は忘れられなくなる、そんな感じのもの…かな?と思います。

 
2008/02/20(水) 20:58:56 | URL | バスタンテ #-[ 編集]

お久しぶりです。
面白そうですね^^
一度探してみます
2008/02/22(金) 00:44:29 | URL | 虎龍 #-[ 編集]
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