舞台の効果音

演劇、ドラマ、映画、効果音、音効、サントラ、サウンドトラック、 プレゼン、劇、学校祭、音楽、BGM、SE、音、曲、学芸会、学園祭、発表会など ドラマについてや場面に応じた音楽などの話題を中心としたブログです。

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『ロス:タイム:ライフ 第4節「看護師編」』を観た。
「例え試合に敗れても、
世界が終わるわけじゃない。 
元セルビアモンテネグロ代表監督 イヴァン・ブラジェリッチ」
ロスタイムライフ看護師4

なかなか良かったですね。
今回は、なんとドラマ開始後、
3分18秒で、ロスタイムの時間が表示されるという最速のペース。
「起承転結」でいうなら、「起」の部分を短縮し、
「承」と「転」の部分をゆったりと表現した。
エピローグにあたる松永由紀子(上野樹里)のその後の生活を、
エンディングロールが流れる電光掲示板に映し出すという工夫もあって、
「結」の部分も充実した形となった。
恋人への復讐の仕方も、上野樹里、渾身のビンタで終わるのも爽やか。

やっぱり、
脚本の鈴木智尋さんの頭の良さと、
演出の永山耕三さんのキレの良さが光るという感じですね。
予想通り、
のだめのイメージを引きずる上野樹里さんを死なすわけにはいかなかったのも、
しょうがないのでは。
ただ、延長戦とは…、作り手っていう奴はいろんなことを考えるものです。
幼なじみ編2

それにしても、この「ロス:タイム:ライフ」は頭の体操には最適。
この第4節まででも、さまざまな死の形というか
ロスタイムの使い方の表現がされている。
考えてみれば、
以下の第1節から第9節までのタイトルと
主演と脚本・演出の配列にもきっとそれなりに考え抜かれたものがあるのだろうと思う。

第1節には瑛太と筧さんを配置して、
スタートでの視聴率をそこそこ得ようとし、
またついでに第4節までに視聴者にこの「ロス:タイム:ライフ」の
ドラマのスタイルを定着させようとして、それも成功している。

第3節は主演が友近であっても平均視聴率12.3%を獲得することができたのも
その影響かもしれない。
ともあれ、
さぞかし演出の鈴井さんの顔も立ったことだろうと思う。良かったですね。

中島久美子プロデューサーがスタート段階で話していた、
「この9本のドラマを通して、生きていることがいかに貴重で、
前向きにその生命を燃焼してほしい」というようなテーマを貫くとするなら、

一番最後の第9節の「ヒキコモリ編」主演大泉洋に与えられている意味合いは
けっこう重要で、この全9話のまとめ的なものになる。
どうしようもないヒキコモリがロスタイムをあたふたと使う過程で、
「生きる意味を見いだす」のではないかと楽しみにしているわけで…、
そうなると、
第4節に続いてヒキコモリの大泉洋も
延長戦になって再び生きる可能性が高いような気がします。

さらに第6節~第8節のタイトルや主演などを眺めていると、
ここではかなり視聴者の気を引く「お遊び」の要素を
ふんだんに入れようとする企みを感じる。
後半になればなるほど、
視聴率が上がるようにする作戦も背景にあるのじゃないだろうか。

さて、そうなるとちょうど真ん中の次週放送される第5節「幼なじみ編」に
与えられている意味合いは、何だろう?
幼なじみ編1

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第1節「カメラマン編」主演:瑛太 「人生の最後に何かが起こる!」
「カメラマン編〜謎の審判団は天使か? 悪魔か!? 」脚本:筧昌也森ハヤシ演出:筧昌也
平均視聴率:11.4%

第2節「刑事編」主演:小山慶一郎(NEWS)「正義は勝つ!!」
「奇跡の捜査線〜新米刑事が暴く迷宮事件の真実」脚本:橋本博行  演出:筧昌也 
平均視聴率:8.7%

第3節「スキヤキ編」主演:友近 「決戦はスーパー!?」
「母は走る家族の為! すき焼きの為!!」脚本:矢沢幸治  演出:鈴井貴之
平均視聴率:12.3%

第4節「看護婦編」 主演:上野樹里
「看護師の涙が起こすドーハの奇跡!〜人生をあきらめないで」
脚本:鈴木智尋  演出:永山耕三

第5節「幼なじみ編」 主演:伊藤淳史
脚本:土田英生  演出:大木綾子

第6節「ヒーローショー編」主演:田中直樹(ココリコ)
脚本:上田誠

第7節「極道の妻編」主演:常盤貴子
脚本:吉田智子

第8節「部長編」主演:真木よう子
脚本:渡辺千穂

第9節「ヒキコモリ編」主演:大泉洋
脚本:鈴木智尋

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というわけで、
次週の第5節「幼なじみ編」(主演伊藤淳史)の
すでに紹介されている予告を読んで、
その展開を考えるという遊びをまたもやちょっとしてみましょうか?
幼なじみ編4

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■第5節「幼なじみ編」
森保甫(伊藤淳史)は幼いころからの夢がかなって、
自作の漫画が漫画誌の新人コミック大賞でグランプリを受賞し有頂天だった。
受賞作が載っているその漫画誌を何冊も買っては母親にあきれられている。
ある日、新作漫画を編集部に届けるため家を出た甫は、
大型書店の前を素通りできず、つい入ってしまった挙げ句、
また例の漫画誌を手に取っては、
たまたまそこにいた他の客(温水洋一)にまで自慢する始末。
甫がレジに向かったとき、大爆発が起こった。
審判団にロスタイムを提示され、自分が死んだことに気付いた甫。
編集部に向かって猛然と走り出したが、途中で行き先を変更し、
幼なじみの由香里(美波)の家に向かった。
甫はそこで由香里の結婚話を知り、ショックを受ける。
落胆し、あてもなく歩いていると、近所の公園で、
由香里とばったり会う。しかしロスタイムは刻々と過ぎていき…!?

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幼なじみ編3

①主人公の人物設定が、新人コミック賞を受賞したばかりの漫画家。
 調子に乗りやすくて、親や見知らぬ人間にも自慢するタイプ。
 (そういう調子に乗りやすくて、強気を弱気が常に表裏一体の性格であるがために、
  けっこう失敗を重ねてきているし、
  その上、漫画家なのであらゆることを妄想しがちの人間というところだろうか)

②大型書店の爆発!(美術さんはかなり力を入れていたそうではある)

③タイトルが「幼なじみ」ということなので、
その相手である由香里(美波)の存在が大きいのは明白。
演出の大木綾子さんは、
「小さい頃は思ったことを言い合えていた2人が、
中学校になってあまり口をきかなり少しずつ距離がひらき、
やがてそれぞれに彼女や彼ができたりして、別々の人生を歩んできた。
でも自分が死ぬことになって会いたいと頭にふと浮かんできたのは幼なじみで。
ところが実際に会ってはみても照れや大人としての葛藤もあって
なかなか素直になれなかったり…。」と語っている。
ここが、ドラマの骨の部分になる。

④由香里(美波)の結婚話と公園での会話。
もうすぐ死を迎えることがわかっているのに気持ちを伝えられない臆病な甫と、
その気持ちに薄々は気づきつつも自分にも婚約者がいる負い目もあって
それを口に出せない由香里。
ふたりが気持ちを摺り寄せていく、小さな世界での心理戦。
幼なじみ編6

全体を通して、
幼なじみふたりの実に細やかな心情の変化を描くところが
きっとお楽しみの一つになるのだろうと思います。
甫が漫画家になろうとしたことのきっかけも、
幼い時の彼女との会話をきっかけにしているのであろうし、
グランプリを受賞した処女作となるマンガの内容そのものもドラマの小道具として、
使えるのでしょう。
例えば、恋愛物でダメな男が恋をして、
なんらかの恋の師匠みたいな人物から「恋を成就させるテクニック」を学ぶとか…。
または伊藤淳史君なので電車男的なセレブの彼女の心をつかむ内容のマンガとか…。

それに、幼なじみのふたりであり、
互いに好きどうしでもあったふたりなのに、
なんで疎遠になっていたかの理由付けがもっともらしいといいですね。

調子に乗りやすい主人公が「世界最高の漫画家」になるまでには会わないとか…、
逆に彼女を傷つけることを言ってしまったとか…。
中学生あたりで、何か誤解めいたものがあったりとか…。

さらには、彼女の側が主人公の甫に「~になってほしい。」というような
実現不可能そうなお願いをしたりして、
もちろん男である主人公甫はけっこうマジでその実現のためにがんばってきたとか…。
まぁ、いろんなヴァリエーションがありますね。

そんな不器用なふたりが気持ちを擦り寄せて行くためには、
やっぱり誤解や思い違いのような部分が何気ない会話から
少しずつ解きほぐされていくのが自然なのでしょう。
公園での思い出話の積み重ねが重要になりますね、これは。

主人公甫のなんとも情けないおずおずとした感じで、
「すっ、好きです」とでも言うのかな、
そんな告白の瞬間も後半には用意されているのでしょう。
幼なじみ編5

由香里(美波)にしても、
本当は好きだったのに、何かが原因で今の彼と結婚しようと決意しているわけだし…。
ともあれ、やがてすべてのことが分かり、
ふたりの気持ちが逆にぴったりと寄り添って、
「一緒にいたい!」と思うときにロスタイムのエンドが訪れる。

エピローグには、
甫の出版社に渡せなかったマンガが書店の爆発でも無事で、
由香里がそれを読んでいるのかな。
もちろん、そのマンガにはもう一つの彼のメッセージが込められているといいなぁ。
または、やがて彼女から生まれた赤ちゃんに甫の霊みたいのが宿っているとか?
脚本家の趣味によって、いろんな変化があることが予想できますよね。

とりあえず、
平凡な日常の中にある生きていることの意味の貴重さを
丁寧に描いてくれるんじゃないでしょうか。

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感謝を込めて
銀河系一朗さん、ありがとうございます。
先週の私の記事『上野樹里主演、「ロス:タイム:ライフ第4節看護師編」は、ロスタイムのルールを無視する掟破りの展開か? (02/17)』をきっかけにして、銀河系一朗さんがオリジナルの「ロス:タイム:ライフ」の小説を書いてくださいました。
銀河系一朗さんのブログは
こちら(http://gingak.blog117.fc2.com/)です。
他にもたくさん興味深い小説があります。

永岡ともよしさん、ありがとうございます。
すでに多数の方が訪れる人気ブログの「穏やかに日々創想」を書かれている永岡さんには、
登録したサイトの記事を集約するRSSリーダーの設定について、きちんと保たれていないことを教えてくださいました。
また、その設定等についてを変更修正するために
「RSS用のURLは正常に登録されていますか? 」という記事も
忙しい中、親切に書いてくださって、感謝です。

「穏やかに日々創想」(http://blog.livedoor.jp/dirtmann/)には
アニメなども含めて幅広い記事が載せられています。

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コメント

わざわざ記事中で、私のブログの紹介をしていただき、ありがとうございます!

本放送観ましたが、最後はちょっと意表を突かれて、ハッとしましたよ。
延長戦とは、サッカードラマ?ならではですね!
面白かったです!
2008/02/25(月) 22:33:19 | URL | 銀河系一朗 #YS3Z5NF6[ 編集]
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